今年は例年以上に活字や文字と向かう機会が多いです。
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宣伝ベタですが、春から北海道新聞で月1・2回のペースで金曜日の「草花のいぶき」コーナーを書かせてもらっています。ダーウィンが来た!みたいな動物のおもしろい世界を植物版で、という壮大なお題にクラクラしながら毎月植物を選んでます。植物の魅力…思い悩みながら書いてますが伝わってますかね。 次回は紅葉のメカニズムについてだったかな。
この間が草紅葉とシードヘッド。秋深い写真をたくさん候補にあげたのですが(霜のあたったアキチョウジの写真とかおすすめだったんですが)結局選ばれたのはわかりやすく紅葉している植物の写真でした。マニアック過ぎたんですね。ムズカシイ。いつか、そんな写真も選抜されるようになると良いです。
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ソーシャルディスタンスでメールのやりとりも増えました。言葉(文字・文章)で伝えるときに、「美しい」と思う物事の引き出しをたくさん持つのがデザインに役立つように、ボキャブラリーの引き出しもたくさん必要だな、と。
そんなことを思っている最中、再び字幕翻訳をする機会がやってきました。
Kimさんやたくさんの方にブログでご紹介いただいておりますが、Garden Masterclassとのコラボ企画です。(講習内容はここをクリック)24日参加が厳しい場合でも見られる+質問できるイベントなので、ぜひぜひご参加ください。
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講習自体の流れ、申し込み方が若干わかりづらいと思うので、なんとか噛み砕けたらいいのですが…
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■どうやって申し込むの?
お申し込みは、Garden Masterclassで作られたイギリスのチケット購入サイトから購入します。
横文字に萎えちゃう場合は、講習内容のページの一番下に申し込み方の流れを簡単にまとめてあります。
ただ、唯一しばりがあるとすれば、お支払いがクレジットカードのみ、ということ。JCBカードなど、海外での対応が少ないカード会社だと、そもそも購入を受け入れられない場合もあります。。
ご自身での購入が難しい場合、一番手っ取り早いのは、お近くでお願いできそうな方がいらっしゃれば、カード支払い(Visa/Amex/Mastercard)をお願いすること。それも厳しい場合はお知らせください。うーん、なんとか対策を練ります。
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■申し込んだあとはどうすればいいの?
①リンクのメール(日本語)が届く
まず、近日中にGarden Masterclassの方からメールが来ます。
その中に、オンライン講習のリンクと、Q&A用のZoomのリンクが含まれます。
すでに申し込まれた方で、今週中にメールが届かない場合はお知らせください。
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②10/24 までに字幕付きオンライン講習を見る
メールの中に、オンライン講習のリンク(とたぶんそれのアクセスに必要なパスコード)があるはずです。そのリンクをぽちっとクリックすれば、講習を再生できるページに繋がります。
オンライン講習自体は、すでに録画されたものに字幕がついたもの。Vimeoという動画サイトに載っていて、そのサイトで一定期間(10/24を境に前後1週間、計2週間)いつでも好きなタイミングで見られます。
一時停止したり、巻き戻したり、予習・復習ができるわけです。
10/24(土)までに、必ず1回はご覧ください。
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③質問をイコロの森へ送る
オンライン講習をみて、きっとたくさん確認したり、質問されたいことがあると思います。
今回は、Q&Aで英語と日本語の行ったり来たりで時間がかかってしまうのを防ぐために、事前にみなさんの質問をイコロの森で募集します。
英語で質問…ハードル高いっす!という方もご心配なく。質問は日本語で全然大丈夫です。
ただし、必ず10/24(土)の17:00 までにinfo@ikor-no-mori.comへお送りください。できればそれより早めに…
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④10/24(土)18:00にZoom参加
Garden Masterclassから送られてくるメールにはZoomのリンクもあると思います。
24日当日にピートとのQ&Aが開催されます。
そのときにZoomのリンクが必要になってきますので、事前にZoomの使い方など各自おさらいしていただけると助かります。
お友達同士で試験的にやるのを口実にZoom飲みをするとか。意外に楽しいですよ。
Zoomの使い方は長くなるので、また後日書きますね。
さて、Q&A、最初はずっと英語の時間になります。
ピートにひたすらみなさんの質問を聞いていく感じです。英語耳を鍛える良い機会かもしれません。
その後、一つ一つ日本語に訳されていきます。頭がパンクしない限り…
日本時間に合うタイミングで生のピートを見られる機会はなかなかないので、参加できる方はぜひ18時からご参加ください。でも当日この時間に間に合わない!という方もご心配なく。
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⑤ Q&Aの録画配信
24日に行われるQ&A on Zoomは、録画されます。
時短のために、録画されたものは喋るピートに字幕がつきます。
これは、後日改めてGarden Masterclassからみなさんにメールで送られ、一定期間ご覧になられる仕組みです。
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ふぅ。文章にして余計ややこしくなってしまいましたかね?
ざっくりいうと、予習→ライブQ&A→復習という流れです。
デザインにどっぷりはまる内容なので、最初は??のこともあるかもしれないですが、目も脳みそも訓練すればだんだん慣れてくるので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
ちょっとばかしノーマンズランド風なエリア。
見切れてしまっているが、この手前の場所はなかなかの不毛地帯。手を替え品を替えいろいろ試されているところだけれども、どれもいつの間にか消えてしまっている
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そろそろ原因(地中の何か??)を突き止めた方がいいんだろうが、本当にこの一角だけで不思議。
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あそこがこうなればいいと妄想はいくらでもできるし、もし本当に土が原因なのであれば、土壌を改善すればよいのですが、与えられた環境下で極力導入するものを制限して、そんな不毛なところでも育つものを選択する、という考え方も良い意味で省エネかもしれないですね。何ならうまくいくのだろう、ここ。
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与えられた環境条件を把握して、メンテナンス、植物の生息場所、そして自然さを意識しながらデザインするってとても頭を使うし、感覚的なところでもあります。そんな事に触れながら、明日はオンライン 英語イコカルでは「超」自然主義的なお庭をカナダで作られているトニー・スペンサーさんのお庭をご紹介します。ご本人も後半登場予定ですので、質問を直接投げかけられるチャンスでもあります。
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苫小牧の森の中から粛々とこんなことを発信していますがご興味ある方はぜひ。
明日8時まで受け付けています。頭パンクしないよう頑張りますw
8/30(日)英語イコカル 10:00-12:00
料金: 1,500円
必要なもの:Zoomの繋がる環境と資料(PDF)を受け取れるメール、筆記用具など
お申し込み先:bit.ly/2CAHX0u
ほったらかしていてもこぼれ種でどんどん更新してくれるはずのバーバスカム オリンピクム (Verbascum olympicum)。苫小牧や千歳の道路際に自由に根付いている姿を見かけますが、イコロは長期戦でした。
2017年に播種、庭に下してようやく3年目で開花。しかも2株だけw
今年咲いた株はこれで終了。こぼれ種で更新するのと、未開花株に来年以降期待したいです。それにしても、黄色のいかにも花っぽい花はかわいらしいです。自分の背丈よりも大きく、青空をバックに見上げるのもなかなか良いですよ。
森の中も、池の周りもいまは昆虫祭り。虫が苦手な人は悲鳴をあげちゃうやつですが、刺されも噛みもしないチョウやトンボ、かわいいですよ。すこし前は働き者のマルハナバチが大活躍。吸蜜に夢中な姿は本当にかわいいです。攻撃しないし。
彼らにとって住みやすい家とお食事場所がある証しでもあるから、毎年生存確認が取れると安心します。
稀少なカラカネイトトンボっぽいけど、アオイトトンボですかね?
夏になると、旅行したい気持ちがウズウズしてくるのですが、今年は(も)妄想中。Garden masterclassという植物、ガーデニング、ガーデンデザイン、ランドスケープデザインにまつわるエキスパートがワークショップを開催する、まさしくマスターなクラスがあるんです。
イギリスでは春先にロックダウンになったのをきっかけに、毎日ティータイムに様々なスピーカーが招かれてバーチャルな世界で繋がった、レクチャーとちょっとした旅行気分が味わえるzoom配信がスタートしました。無料(!!)で今も配信され続けるThursday Garden Chatは、日本時間だと夜中にあたる時間でも、Youtubeにアップされるのでゆっくり見返すことができます。最近では南米アルゼンチンとウルグアイのプロジェクトに触発されて、眠っていた南米熱が復帰したり…
実は、ほんの一部ではありますが、ご縁があり、北海道について、北海道ガーデンについてThursday Garden Chatで紹介することとなりました。日本と言えば、枯山水、KYOTO!というステレオタイプからかけ離れた北海道がいったいどこにあるのか、北海道らしい庭づくりに触れつつ、普段聞くことのできない上野ファームの上野さんのインタビューが特集されます。よ。
イコロは紹介するにはまだまだのレベルですが、バラの生育に向かない環境であえてオーガニックに管理をすること、花の時期だけでなく緑のかたまりとしてつくる風景の試み、短いグリーンシーズンをいかに長く楽しむかぼやきが混ざりつつ話します。渡航がなかなかできないご時世、バーチャルな旅行ができますよ。
北海道特集はイギリス時間で本日の18時、日本時間は7日の朝2時からです。
夜明けとともに起きている方、いつもよりちょっと早めに起きてご覧ください。
↓ Garden masterclassのリンクです ↓
日常会話に出てくる英単語でもガーデンの場面で使うときは、特定のものや仕草を指す言葉って意外にあります。
その中でも好きなのが「edit」という単語。
普通は文章とか写真、映像の編集を意味する言葉ですよね。
ガーデンの中で使う場合、似た意味にはなるんですが、花壇など、「場面」の編集をすることを意味します。
こぼれ種で増えて来ているものを残すものと取り去るものを振り分ける「編集」だったり、シーズンが進むにつれて倒れやすいものは「Chelsea chop (チェルシーチョップ/チェルシーフラワーショーが開催される5月末〜6月頃に剪定して植物のサイズや花期の調節を行う手法)」や枝すかしの「編集」を行ったり、毎年うまく育たない植物は交換・植え替え・移植をする「編集」をしたりと、さまざまな判断を意味します。
秋に入っても庭の中の「編集」は続き、イコロの場合、どのタイミングで刈り込むのか、何を「美しい」としてあえて残すのか、というのが最近の編集作業ですかね。人によって判断基準が違って、とても抽象的なので、なかなか全員と共有するのは難しい作業です。
言葉はアレですけど、魂抜けたカスのような、影のようにぼんやりとした、ghostlyな雰囲気。この時期にしか見られないから好きなんですけどね。いつかは見切りをつけないと。
やりすぎない、でも実は手のかかる「編集」は庭師にとって、一番難しくも大事な仕事でもあり、腕の見せ所なのかなと思う今日この頃。奥が深いです。難しい。本当に。
世の中のシネファイル(映画をこよなく愛する人)ほどマニアックではないけれど、昔から映画は大好きです。気に入った映画は、パンフレットを買って、DVDの監督コメンタリーを聞きながら見直す派でした(苦笑)
今は本当に映画館で見たい映画しか見に行くチャンスがないですが、学生の頃はよく息抜きに映画館に通ってました。
一つは今はなき蠍座。2000年代でも懐かしい2本立てで上映がされたり、ちょっと前の見逃しちゃったけど見たかったミニシアター系の映画とかを取り上げていて、セレクションが面白かったです。
もうひとつがシアターキノ。大学から少し遠かったけれど、月1回は行ってたような。
どちらもシネコンよりスクリーン数が少ない分、一年に上映できる作品数が限られてしまいます。シアターキノでは2つのスクリーンで年間平均200本を上映されているようです。
1作品3~4日上映するものもあると考えると、キツキツのスケジューリング。パズルを組み立てるように、よりたくさんの良い作品が観られるために精一杯やられてるのが想像できます。シネファイルだからこそ、ですよね。
そんなシアターキノで、来月11月22日(金)に「Five Seasons ガーデン・オブ・ピート・アウドルフ」が上映されることになりました。
「金曜日の夜は、シアターキノで映画を観よう!」が合言葉のフライデーシネマという枠の中で上映されます。
映画館で見るということは、ネットフリックスとかブルーレイ以上に、映像も音も映画を観るために整えられた最高の環境の中で楽しむということ。やっぱり映画館の雰囲気は特別です。
作品の中で無彩色と呼ばれるグレーとか黒もガーデンの中で使える重要な「色」だという話がでてきます。イコロの秋もまさしくそんなです。
いろんな黒がさりげないアクセントになってます。
11月22日の夜は、シアターキノで映画を観よう!