イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2021

8.19


日記

色付くヒップ

北海道も昨日は雨でしたが、九州など西日本では連日の豪雨、さぞ心労の大きな事態になっていることと思います。
本当にお疲れ様です。

「線状降水帯」なんて聞き慣れない言葉も、最近では毎日耳に入って来るようになりました。
早く普通の日に戻って欲しいものですが、天候ばかりでなく、コロナ禍の現状ではこの「普通の日」がいつになるか、普通が変わってしまうような気もしてきます。

 

先日自分も2回目のワクチン接種を終えましたが、国では3回目のワクチンが確保できた、それは来年からとの話もあり、ってことは来年までずるずるこの状況が続くのかと思ってしまいます。
マスク姿が普通なんてことにならないことを祈るばかりです。

 

自宅のハマナシとルブリフォリアのヒップ。
いつの間にかだいぶ色付いていました。
高温旱魃だった中でも関係無し、植物のこういう姿を見ると救われるような気がします。

 

今年は恒例の自生もののハマナシの採種も行かないつもり。いや行けません。
事前の花見を実行していませんからね。
いつも冬の間に目的地の候補決めをしますが、それを抜いてしまいました。
ダメですね。
それでどうにもモヤモヤな不完全燃焼な気持ちがあります。

 

冬前には来年の下見に行って来たいとは思っています。
やはりその景色の中に身を置くことが、自分にとっては欠かせない事ですので。

 

2021

8.13


日記

クワガタ2匹

いい雨で、一気に気温も20℃ほどと過ごしやすくなりましたが、あまりの激変で老体にとってはついていくのがキツくはあります。
今度は雨模様が続きそうな予報もあったので、その合間の昨日は芝刈り日和。
珍しく早朝から乾いていて楽チンでした。
この気温だと肥料やりたくなりますね。

 

いつも通り先ずはレストランガーデン、芝刈りで何回も行ったり来たりする度に正面のノリウツギの場面が目に入ります。
その度に何ともいいな~と思ってしまいます。毎年同じ場面を見てはそう思う。
やっぱり緑の骨格ですね。
それが決まれば後はどうでも…いや、どうでもいいわけではないが…。

 

道中のノリウツギはほぼ終わりを迎えていますが、この園芸品種の‘ライムライト’( Hydrangea paniculata ‘Limelight’)は、毎年その頃にやっと装飾花が開いて来ます。
庭植えしたノリウツギは結構炭疽病みたいな病班が葉に出ますが、これは健全。さすが園芸品種ですね。

 

左隣の大株に育ったカラコギカエデの翼果。いつも鈴なりになって目を引きます。
冬に暴れた枝を剪定して正解でした。少しおとなしくなりました。

 

芝刈り中に芝生の上をのこのこ歩いているクワガタ2匹に遭遇。
その度に芝刈り機を止めて安全な所に移しました。轢き殺すわけにはいきませんよね。
今年初めてのこと、成虫になったばかりの若者でしょうか?
道中で遭遇するバンビもだいぶ大きくなったような。
どちらもまだまだ未熟者ですね。

2021

8.4


日記

柴犬と羊

昨夜も札幌は熱帯夜、寝苦しい夜でした。
昼から雨のようで、明日からも32℃とか33℃予報、さらに蒸し暑くなりますね。

 

熱中症対策としてエアコンを躊躇せずに使えと叫ばれていますが、我が家もそうだが北海道の古い戸建てではエアコンなんてほぼ無いですよね。
隣のマンションや裏の病院の宿泊施設は各室エアコン完備で、室外機がフル稼働しています。その熱のおかげで余計暑くなっているような気がしますが。
来年に向けてエアコンを付ける家も多くなるんでしょうね。

 

昨日はまたまたイコロの芝刈り日でしたが、朝方からの霧雨、昼近くまで芝生が乾かず、芝生にはいいものの刈り難く、これまででいちばん難儀しました。

 

合間にコーヒースタンドのいつもの自分の定位置からの一コマ。

 

長いリードを付けた柴犬。
最後に飼った犬が柴なので、ついつい柴を見ると何歳なのか尋ねてしまいます。
2歳半の男子とのこと。若者ですね。
ガーデンへのペット立ち入り可なので、それがすごく有難いと感謝されましたが、それよりも同伴した病気がちの母親がここにただ座っているだけ、緑の中にいるだけで元気をもらった、それが何より嬉しいとのこと。
何とも庭の管理者冥利に尽きるお言葉。
そのお言葉に励まされ、最後のボーダーの芝刈りはルンルンでできました。
ありがとうございます。

 

いつも通り芝刈り機の清掃、片付けで奥のハウスへ。
すぐそばの樹林で草を食べる羊たち。

 

電柵で囲っているものの、時々抜け出してハウスの周りでたごまっていることもあります。
早朝行くとびっくりしますが、他へ行くこともなく、逆に動く自分の後をついて来たりします。
やめてほしいが習性なんでしょうね。

 

選り好みすることもなく着実に下草を食べています。
水は与えるものの、ほぼ餌はこれだけとのこと。
草刈りして放置しても分解していずれは土の養分にはなりますが、羊が消化した糞の方が速効性はありますよね。

 

一度毛刈りをしたもののまた少し伸びてきて、樹林下では涼しそう。
暑さに負けず励んでほしいものです。

2021

8.1


日記

高温旱魃

言わずもがなですが、昨日は、いや昨日も暑かったですね。
旭川市江丹別で38.4℃、今夏の全国で最高とのこと。
旭川37.6℃、岩見沢35.5℃、札幌34.7℃、千歳31.3℃、…。
軒並み暑かった。

 

近くのよく行くコンビニ横の子供の頃からある児童公園、いつもは緑の築山も全てカーキ色。
どこも同じようなもんですよね。
何故か夏場のカリフォルニアを思い出してしまいます。
雨季の冬だけ、イリゲーションしている所だけ緑の光景を。

 

大体雨の少ない7月、一ヶ月ほぼ雨がないような年もありましたが、加えてこれだけ高温が続くのは初めての経験です。

 

イコロも暑かったですが、昨日も夜明け頃行くと霧雨模様でしっとりと濡れてはいました。
まだ助かります。
それでも全然足りないので、今年3回目の芝生の灌水日としました。

 

スプリンクラー7箇所、チューブ灌水2箇所、スプリンクラーは1箇所2時間を目安に4回移動、チューブ灌水は2箇所移動。
都合32箇所で全てをカバーできることになる。
今期3回目なのですが、継手の交換、ホースの接続などいろいろ苦戦しつつも、やっと基準たるものを見つけることができました。
除草をしながら、時計も見ながらスプリンクラーの移動と調整、やはりつきっきりになります。そんなもんですよね。
これで少しは引っ張れるかと。

 

朝方のイコロハウス前のVerbascum olympicum
ビロードモウズイカの巨大版のようですが、結構花保ちいいですね。まだ頑張っています。

ちなみに横の蛇籠のつるバラはEvangeline。

札幌ではとうに終わっているのに開花中。違うもんです。

 

ロースガーデンのテリハノイバラのあれこれ。さすが遅咲きですね。
今年は特に赤花が目を引きます。

 

また殖やそうかなとも思っています。
時期ずらしでき、安定感ありますからね。

 

札幌、今日も朝からヘリなどが飛んでいて、ここ数日自宅周辺も何か賑々しくなっています。
マラソン、東京よりも暑い札幌で走ることになるんでしょうかね。
全く思惑外れ、ご苦労様です。

2021

7.24


日記

3万歩越え

毎日暑い日が続いています。
やっぱり体にはキツいですね。
皆さん無理しないように十分お気をつけください。
(熱中症経験者より)

 

昨日のイコロは曇天で少しは楽でしたが、やはり用心のため明け方から始動しました。
先日の芝刈りの予定を終日の潅水に切り替えたので、昨日はそのずらした芝刈り日。
気温もそうだが旱魃(かんばつ)が続きイコロの芝生もだいぶバテてきました。人間も芝もバテますよね。

 

イコロの帰り道のノリウツギ(サビタ)とイヌエンジュの絡み。
どちらも今が旬ですね。

 

当別辺りなどノリウツギのメッカはあちこちありますが、イコロの周りも多い。
見事に林縁部を狙って育っていますが、やはり日当たりの良い場所では花付きがいいよう。
この暑さの中でのこの白花は何ともタイムリーと思います。

 

一方イヌエンジュはイコロの近くでは少ないものの、千歳から札幌に向かう高速の、とくに恵庭から北広島辺りはメッカかもしれません。
これもやはり林縁部ですが、いつも満開前の蕾の時が何ともいい感じと思います。
在来種の樹木の中では最も遅い開花ものかもしれません。
街路樹ではアブラムシやカイガラムシのすす病で真っ黒になり嫌われますが、自然の中では春のメタリックな芽出しと共に、今の開花期も控えめながらも十分存在感があり、見入ってしまいます。

 

昨日、いつもは持ちながらではない携帯をポケットに入れており、設定されている万歩計を見てみると32,000歩を越えてました。
毎回芝生の上を行ったり来たり、道理で足腰痛いはずですね。
十分水分補充しながら励みます。