イコロの森

フィトログ

2017

11.12


日記
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引っ越しと片付け

-111月に入り、なんとなく上下ヒートテックを着てみているんですが、以外に外が暖かくて、毎日脱皮してます。どうやらどちらかだけで良さそうです。

ここ数日、少しずつ片付けを進めています。
カフェの中、イコロハウス、ナーサリー。
事務所も冬の事務所に引っ越しました。
ガーデンの中も手を付けないといけないですね。
ひとつずつリストにチェックをいれていくのみです。

学生の頃は課題をリストアップするのにwanderlustとかclearのアプリを少し使っていたけれど、最近はもっぱら手帳派です。
紙にペンでカリカリ書く感覚、TO DO list を作ってやり終えた時に物理的に消す瞬間、アプリにはない達成感と心地よさがあります。
便利な世の中になったけれど、やっぱりアナログにはかなわないような何かがあるような。

よくわからないつぶやきになりました。

2017

11.6


Plant of the Day
日記
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金色の野

斑入りフウチソウ Hakonechloa macra 'Aureola'
斑入りフウチソウ Hakonechloa macra ‘Aureola’

 

そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし

 

フウチソウが黄葉するといつも風の谷のナウシカのこの台詞を思い出します。
本当はきっと背の高くなるイネ科のものがイメージされていたんだろうけれど、そよぐ感じが黄金の絨毯ぽいと思ってしまいます。
本当に美しく黄葉しますねー

 

背丈も低く、日陰で育つので、フウチソウ(特に斑入り)は暗くなりがちな空間をパッと明るくしてくれます。

葉の薄さ、軽さゆえに目に見えない風を表現するのにぴったりの植物でもあります。

そしてやっぱり1株とかでなく、大きなコロニーでうねらせたいですね。

 

どこかで波打つ金色の野を再現できたら楽しそう。

2017

11.3


日記
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まだまだインシーズン

冬季休園に入って3日目、もう既に少し寂しいです。
営業最終日は手がかじかむ寒さの中、いつもいらっしゃる方々が足を運んでくださり、嬉しかったです。
近くにお住まいの方も、遠くから来てくださった方も、本当にありがとうございました。
感謝感激雨あられ。

 

ちなみに、今朝ラジオで「全道的に降水確率0~15%でしょう」
なんて予報はそっちのけに苫小牧だけ局所的に大雨時々雷でした。
そんな気持ちの現れだったのでしょうか(笑)

 

「今年も色々楽しませてもらいました」というお言葉、ditto(そっくりそのままお返し)です。
いやいやいや、こちらこそ本当に色々楽しませてもらいました。

 

これからは雪が降る前の作業やら、片付けやら、引っ越しやら。

もう少しシーズンは続きます。
外で作業する日が多くなるのがひそかな楽しみです。

raptores

2017

10.29


イコカル
日記
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最後の日曜日

今日は今シーズン最後の英語イコカルでした。
今年は残念ながらイコロで開催した講習はおとなの園芸英語だけだったのですが、足を運んでご参加いただいたみなさまありがとうございました。

月によってあれもこれも紹介したいというジレンマがありましたが、私も勉強になることも多く、楽しかったです。
また来年いぇればホームページなどSNSに告知しますので、良かったらまたご参加ください。

イコロの紅葉も終盤に入り、今はカラマツの針葉が毎日風に舞っています。
そんな中ひと際青さが目立っているエウフォルビア ミルシニテス (Euphorbia myrsinites)。
ドライガーデンの花壇手前を銀色に輝かせています。
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エウフォルビアは古代ギリシャの医者だったエウフォルボス(Euphorbos)から、ミルシニテスはツルマンリョウ属(Myrsine)に草姿が似ていることから名づけられたとされてます。
エウフォルボス先生、ウィキペディアによるとサボテンに似たエウフォルビアが強力な下剤、便秘薬だったと記していたそうです。
エウフォルボスを賞して、分類学の父、リンネがこの多肉っぽい一属をエウフォルビアと命名したとされています。

今日も、ワレモコウとかのサングイソルバ(Sanguisorba)はかつて薬用効果として血止めに使われていたという話がありました。
Sanguis (血)+ sorbeo (absorbなどの語源、吸収)という由来と繋がって、アハ体験な瞬間でした。
学名が少しでも分かると、植物を見たことがなくても見た目などの特徴のヒントが潜んでいるので、語学好きとしてはとても面白いです。

ラテン語、死語と言われてますがもう一度ちゃんと勉強しようかな。

 

□エウフォルビア ミルシニテス オンラインストアにて販売中

2017

10.23


English blogs
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Autumn Colours

mapleMuch like Scotland in the British Isles, Hokkaido summers are the latest to arrive and General Frost much too eager to take over.

As landscapes gradually fade into buff tones, it is the blazing autumn colours that keep your spirits up and warm.

Many of the indigenous deciduous trees have spectacular autumn leaves and though this unfortunately-timed typhoon is sweeping most of it away, it is fascinating to think that the variation in orange, yellow, and red hues all boils down to chemical reactions.

Lately I’ve been feeling a bit sciency, so excuse the science jargon that follows as I try and recall some secondary school biology.

estonia
So why do leaves change colour in the first place?
The green colour, to start with, is the result of a combination of xanthophylls, carotenoids (the orange seen in oranges and carrots) and chlorophylls.

Numerous green-pigmented chlorophylls are found in the foliage cells, where most of photosynthesis takes place.
It absorbs sunlight as an energy source necessary to transform carbon dioxide into water and carbohydrates (i.e. process of photosynthesis).

As it only obtains its energy source from the reds blues of the light spectrum, any wavelength that isn’t absorbed in the process (mainly greens and yellows) are reflected, hence giving leaves its “green” colour.

This works efficiently during warmer seasons, but as temperature drops and daylight shortens, the process of photosynthesis becomes unproductive.
Chlorophyll breaks down, and as the overpowering green colour fades, we begin to see the yellows and oranges emerge.
Anthocyanin, the red-pigment found in grapes, is also produced during these chemical changes.
These add the reds and purples into the mix of autumn colours.
Trees like ginkgo and Aesculus turbinata and some acers have yellow leaves simply because anthocyanin is hardly developed in their system.

Aesculus turbinata

 

Meanwhile, the plant gradually constructs a thick cell wall where the leaf is attached to the plant, detaching itself from the leaf as it enters dormancy.

It is the plants strategy to eliminate any inefficiencies (i.e. drop leaves during winter), and the change in colour is merely a product of the process which luckily for us, is pleasing to the eye.

This year has been particularly good for autumn colours. The intensity and duration of autumn colour depends on temperature, light, and water.

It was a fine concoction of just the right amount of rainfall to keep the leaves intact, sudden temperature drops favoring in anthocyanin production, and clear sunny days in between to enjoy it all.

すみません、日本語が抜けていました。

スコットランド同様に、北国の夏は列島の中で一番遅くに始まって、冬将軍がいち早く到来します。
風景が次第に色褪せて行く中で、燃えるような紅葉がこの時期元気づけてくれるし、温かみを感じます。
特に日本に自生する落葉樹の紅葉はとてもきれいですが、紅葉のメカニズムがいくつかの化学反応によって説明できると考えるとなかなか興味深いです。
この間の季節はずれの台風で大分吹き飛ばされてしまいましたけどね。

最近少し科学バカになっているので、紅葉の科学について学校の授業を思い出しながらいくので、ご辛抱を。ふわっとした解釈で。

なぜ葉の色は変化するのか。
そもそも葉の緑の色合いは、キサントフィルとか人参とかオレンジの色のもとであるカロテノイド系の色素とクロロフィル(葉緑素)のバランスによって決まってます。
緑の色素をもつ葉緑素のほとんどは、光合成を行う葉の中に存在していて、光合成の過程で太陽光をエネルギー源として吸収して、空気中の二酸化炭素を水と糖に分解する役割を持ちます。
この時に光の赤や青の波長を主に吸収するので、その他の吸収されない黄色や緑が反射されて、我々の目では「緑」と認識しているんです。

夏の間などは光合成も効率よくせっせかとなされているのですが、徐々に日照時間が短くなって気温も下がってくると光合成の効率も悪くなります。
利用されない葉緑素は分解され、緑の色素が薄まってくると、いままで潜んでいた黄色やオレンジ色が目立つようになります。

気温の低下とともにアントシアニン(ブドウなど)の生成もされて、気温差が大きいほどたくさん生成されるとかだったと思います。
黄色や橙に加えて赤や紫が紅葉のバラエティに加わります。
イチョウやトチノキやイタヤカエデなど、毎年黄色く黄葉する植物はただ単にアントシアニンが生成されづらいから赤くならないんです。

一方植物の中では葉と植物体を繋げる部分にコルク質の細胞壁が作り始められ、無駄な養分水分が失われないようにします。いずれこれらの葉っぱは落葉してエネルギー温存のために休眠体制に入ります。
つまり光合成低下という非効率性をなくすことは落葉樹にとっての戦略のひとつであって、紅葉は単にその過程で起きる、偶然楽しめる現象というわけです。

紅葉の長さや度合いは気温の変化や日照、水分のバランスによって決まってきます。
今年は気候にも恵まれて、全道的に絶品だったと聞きます。
落葉しない程度のちょうど良い雨量と、鮮明な赤のアントシアニン生成によい急激な昼夜の気温差と、それを目で楽しめるスキッと晴れた日のちょうどいい塩梅だったということですね。

autumn