イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2020

12.6


日記

バラの冬期剪定

昨日はイコロでバラの剪定。
こんな時期ですが、全く雪もなく穏やか、やらない手はない。

 

先ずはレンガ壁前のMaria LIsa。
業務報告書の写真みたいですが、施工前と施工後。

 

山ほど枝が出ました。
4/5ほど枝抜きした感じでしょうか。

 

北国では春に行うのが常套でしょうが、確実に越冬できるものは本州同様、冬の間にやってしまってもいい訳で、Maria LIsaは安全パイ。
そういう意味ではイコロのバラはほぼ該当するので、物理的に可能であれば進められます。

 

同じ場面の今年7月15日の画。
昨年も同様に行い、今年以上に枝抜きしましたが、それでももりもり咲いてくれます。
毎年枝抜きだけで、決して枝先は切り詰めません。
毎年微妙に変わる自然樹形、来年はどうでしょうね。

 

ノイバラの交雑種ハイブリッド ムルティフロラですが、ほぼノイバラと同様の性状。
暖地ではつる状に伸びるでしょうが、北国ではこんもりとした自立樹形で楽しめます。
トゲも少なく楽チン。
年1回の剪定だけで後は見守るだけ。花の後は最後まで緑の茂みとヒップが楽しめ、病害とは無縁。

こういうバラが好きです。

 

同じ感覚で進められるので、昨日の後半はこの向いのノイバラの茂みも手を付けました。
次はルゴサですかね。
しばらく雪がないようなので、まだまだ進められる。
でも、ちょっと体がキツいかな。

2020

12.3


日記

いつもと違う冬

岩見沢市、ピンポイントの一気の60cm超えの大雪、昨日は一日中全国区でしたね。
市民の方は大変だったと思います。

ご苦労様でした。

 

札幌はさらっと、イコロも無しで、どちらも車で1時間ほどですが違うものです。
月末絡み、この所1日に何度か街なかを通りましたが、大通公園のバラ園のネットが目を引きました。

 

バラ園の中央部がぐるっと囲まれています。
いつもの雪まつりの養生囲いかとも思いましたが、管理事務所に尋ねたところ、今年は縮小するので12丁目は会場にはならないよう。管理事務所でバラの保護を目的に設置したとのこと。

 

高さもあり、四方囲みで効果あるでしょうね。
何故かスキー場で使われているのが真っ先に頭に浮かぶネットですが、何よりこのオレンジ色が冬景色の中では妙にいい。
暗くなってもわかりやすいのも、保安上もいい。
で、オレンジ色なんでしょうかね。

 

担当者に冗談半分で、冬の間の晴れた日に、中で剪定やら誘引すればいいんじゃないと話しましたが、怪しい人も、指定席にしている犬たちも来ないので、きっと自分の世界に入って集中して剪定できそうですよね。
楽しそう。

 

恒例のイルミネーション。
今年は人もまばらで雰囲気が全然違う。
雪まつりもそうなんでしょうね。
それはそれで違った世界で、いろいろ感じることができますが。

 

 

2020

11.29


日記

一区切り、そして最後のあがき

温室のあるいわみざわ公園には出向くものの、それ以外の自分の今年の出稼ぎは一昨日で取りあえず完了しました。
一区切りです。

 

最後は個人邸のサクラとライラックの剪定でした。
その数日前にも個人邸のサクランボやモミジの剪定と、不思議に最後は剪定続き。
どちらの庭も来春リニュールの予定、先ずはその露払い的な意味合いで暴れた高木をコンパクトに。
住宅地では高木の扱いが難儀になっているので、今後もこんな需要は多いのかもしれませんね。
チェーンソー使ってばんばん切りましたが、体はキツいが楽しくはありました。
今後が楽しみ。

 

で、一区切り、これから雪積もるまではイコロで最後のあがき。
どこまでやれるか。
これからは札幌や岩見沢などと異なり、太平洋側のイコロは晴れ日が続きます。釧路みたいなもんですね。
なので、まだまだ外作業に励める。

 

数日前にやったウッドランドのブロアー。
樹林の中で落葉履きするようなもんですが、雪前にこれをやっとけば来春は楽チン。
札幌などではもう乾かないだろし、雪もそろそろなので難しいだろうが、イコロではまだイケる。
イケイケでやりたいものですが、体がしんどくなってるのでキツい。得意のダッシュが効かない。
まあシーズン最終盤、しょうがないですね。

 

でも、ブロアーしながら園路の仕様や将来の樹林をイメージしたりと、これはこれでシーズン中とは違う視点で景色が見れられます。
そして、落葉の中のこんなものにため息ついたりと。

 

じっくり見てよと言ってるかのようでした。

2020

11.24


日記

仮想×現実

一昨日通りかかったススキノ。
昼だから人は少ないですが、車も人もこれほど少ないのは元旦くらいかもしれません。
いや元旦でも観光客やらもう少しいるでしょうね。
4番街も大通公園も、驚くほど人が少なかった。
何かSFっぽい。

 

人生わからないものです。
パンデミック、しかも今や自分の住んでいる所が感染の集中地になっている訳です。
各々の人生には大きな出来事はあるんだろうが、自分にとっては、やはり東日本大震災と思っていたのが今回のコロナ禍。
これで終わるとも限りませんよね。

 

その都度深いため息を吐き、生き方自体を見直し、リセットしてもがいている訳ですが、今回のウイルスに関しては増々個々が内向きになっていくのではと危惧してしまいます。
周りの実在の関係性より、よりSNSやバーチャルな世界に向かっていくのかと。
それこそSFっぽい。

 

昨日はイコロで恒例の動物除けのネットやPP巻き。

 

想定する相手はエゾユキウサギ。
体長50cmほどの彼奴等が堅雪の上に立っても入れない、食べられないようにするのが目的。

 

人のいない所での作業、マスク無しで思い切り息を吸い込めるのは何より。
動物の気配や自然の機微を感じての作業、何よりそのリアル感に安堵します。

 

仮想×現実、現実を実感するのも難しくなっていくのでしょうか。
そんな世界には自分は生きられないし、生きたくもないな。

2020

11.18


日記

PP巻き完了!

 

昨日のいわみざわ公園の作業後の画。
一昨日の支柱結束に続き、昨日はPP巻き完了。
風もなく穏やか、絶好の冬囲い日和でした。

 

やはり冬囲いはいちばんの力業。
あちこち筋肉痛でフェイタスのお世話になっています。
あれ効きます。

 

今日は残りの防風ネット巻き+つるバラのPP巻き。
できるだけ進めたいものです。

 

それにしても旭川からのAnnaさん、スピード、正確性、錆び付いていませんね。
いや増々磨きがかかったような。
今日もよろしくお願いします!