毎年作っているバラの長尺苗用の枝支柱。
昨年暮れに切り出した250本ほど、脇枝だけ切り落としていたものを昨日元削り(先削り)しました。
これは手慣れたナタ作業なので半日ほどで終了。
いつもはこれで終わりなのですが、今年は剥皮をしようかと。
イコロの裏の伐採地跡に出た実生3〜4年ほどのハンノキ、長さ150〜180cm程度。素性が素直で使いやすいのですが、やはり耐久性はなくそのままでは一年しか使えない。
で、皮を剥いで防腐処理してみようかと。
こんな感じに、ですね。
何だかアイヌのイナウのようですが、あれは主にヤナギですよね。
時間かければやれないことはないのですが、問題はいかに時間かけないでやれるか。
ある程度太さが均一な丸太ならいろいろ道具もあるが、何せ相手は細枝、太さもまちまち、電動ものも使えない。
いろいろ考えて思い出したのが、昔平岡公園の梅林での作業。
まだオープン前の移植したばかりのウメの胴枯箇所の切除を、大手の造園会社の下請けでやった作業。
若い頃の話ですが、真夏の炎天下で毎日ひたすらヤニの出た患部を削ぎ落しました。
(羽化したばかりのセミが顔にぶつかってきて難儀したのが懐かしい。今はそんなことないんでしょうね。)
その時使ったのがこんな道具。
本来はリンゴの腐乱病の患部を削るのに使います。
長野型と青森型があり、これは先端の曲がりがより緩やかな青森型。
この方が細枝の皮むきには適します。
順調に剥げるのですが、問題は時間です。
昨日は少し手慣れてきて1時間に9本程度。10本は無理かな。
うーん、250本だと30時間ほどになる。
しかも手が疲れるので、半日が限界かと。
とても人にはやらせられませんね。
とんでもなく高くつく支柱になっちゃいますから。
どうしたものかまだ迷ってます。
この後、できれば化学ものの防腐剤ではなく、木酢液のドブ漬けか、丸太のようにバーナーで焼くか、あるいは他の忌避剤を浸透させてもいいかと。
何せ相手はバラですからね。
どうしたものか。
まあ工藤の余興と許してもらいますかね。
普通は鋼管竹でしょうが、あれは使いたくないですから。
うーん。
昨日はどんよりとした天気で生温かったですね。
道東は荒れて大変だったようですが。
朝方久しぶりにガーデンを覗きましたが、まだまだブーツで何とか歩ける。
ガーデン入口のイチイ、やはりシカが立ち止まってむしゃむしゃ食べた跡が。
やっぱりdeer resistant plantsかネット巻きしないとダメですね。
この時期らしからぬ冬の気候も異様さを感じますが、異様と言えばやはり新型コロナウイルスでしょうか。
最近デスクワークに集中していて、毎日合間に一回は街なかに出ます。息抜きです。
一気にどこもマスク姿の人ばっかりになりました。
先日からデパートやホテルの従業員も。業務命令とのこと。
異様です。表情読めないのでロボットを相手にしているよう。
自分、ガキの頃からマスクをしたことはほぼありません。
今もそう。
咳が止まらなければ外に出なければいいし、うつるのが危険なら手洗いとうがい(一回に20回+αのがらがらを3回、少しイガイガしてる場合はイソジンで)の徹底。
今はそうしてます。
欧米ではほぼマスク姿の人は見かけない。
マスクをするほどの重篤な状態で外に出るのは常識的ではないから、と昔聞いたことあります。
今は状況違うのでどうなんでしょうね。
ウイルス、植物だったら対処法ないので抜き去るしかない。
いずれは衰退して枯れるし、そのままではうつりますからね。
ヒトという種はどうなんでしょう。
どうにも、もう保たないよというサインと思えてしまう。
考え過ぎですかね。
札幌は一昨日結構降ったので、気象庁のデータでは今朝現在28cmの積雪。
昨日行った岩見沢も28cm。どちらも今のところほぼ同じとは驚き、やはり例年とは全く違います。
それでもやっとバラ園の株はほぼ雪が覆ったので、スタッフも少しは安堵したでしょうか。
昨日は深雪をラッセルしなくてもいいので、今のうちにオールドローズの交換株にマーキングしてしまおうと実行。
例年ならとても行けないんですけどね。
オールドローズは別ですが、メインのブッシュローズの多くはこの冬は株倒しを行いました。
一昨年一部実施して、枝がほぼ助かったのを受けての選択。
だいぶ昔は一般的だったものの、やはりどこも根頭がんしゅ病の発生が顕著になり、何とか立たせたままでと、もがいていた訳ですが。
この冬は倒しましたが、それでもこの冬はいつまでも雪が被らないのでヒヤヒヤもの。
さらに若い株はいいとして、老株の根を切ったことがどう影響するか。
やっぱり立たせたままで何とかならないかと、行く度にスタッフといろいろ話します。
スプレーや掛け物いろいろ、やっぱりゴアテックスだよね等々。
で、昨日の作業。
徹底的に巻いてみて蒸れるかどうか試してみようと用意したのがグラスウール。
取りあえずホームセンターで2種類見つけてきてもらいました。
100mm厚ですが、50mmあればその方がよかったかも。
対象株は倒していないHT、KordesのGräfin Diana。
PPを取ると全然枝が傷んでいなく、さすがですね。
HTでは最強と思います。さすがADRものです。
枝を強固に結束、それにグラスウールが引っかかるので先ずはネットを巻き、その上にグラスウールを巻きました。
枝先までグラスウールで覆い、さらにその上からグラスウールが濡れないようにタイベックを巻きました。
安いジェネリックものも使ったことありますが、保ちが悪く、やっぱりタイベックだろうと、少し高いが新品タイベックを準備してもらいました。
完成の画。
暖かそうですね。
暖か過ぎて蒸れないか?それが今回の試験の目的。
外すのはいちばん最後にしてみてどうなるか?です。
おそらくGräfin Dianaなんかは、何もしなくてもどんな冬でも枝は保つとは思います。
そんな品種がいちばんですが、あれやこれやがありますからね。
作業も楽だし、費用も呑み込めるなら、モノを選べばやれないことはない。
今に全体にハウスかけてしまおう、なんて言い出すかもしれませんね(笑)
そんな特異な話ではあります。
一昨日オランダから宿根草の苗が無事到着。
イコロでの恒例行事、輸入苗のポッティングが始まりました。
昨日は久しぶりに4人のフルメンバーでの作業。
いつも通りの流れ、ポッティングマシーンのようにひたすら植え込みました。
ご無沙汰してましたが、皆んな元気、よかった。
この時期に陽光の下でのハウス作業、不思議な感じがします。
屋根には全く雪が無く、日中は天窓を開けて換気。
ちなみに2017年の同じ日の写真。
いつもはこんな感じで、連棟ハウスの谷部に溜まった雪が徐々に増え、パンパンに膨らんだフィルムを見ながらため息ついてるんですけどね。
まあハウス作業には明るいし暖かいし助かりますが、問題は屋外ですね。
昨日も朝方は-15℃、全くの雪の保護が無い状態、この辺りのゴルフ場は芝生が心配でしょうね。
他人事ではありませんが。
いずれにしても、先ずは順調に入荷できてよかった。
このところ通関業務を業者に委託してから、ほぼトラブルなくスムーズにいっています。
餅は餅屋ですね。
北米からのバラ苗もまたチャレンジしようかと、ポッティングしながらそんな思いがふつふつ湧いてくるのでした。
いやはや降りませんね、雪。
今後一週間もほぼ降らないよう。
今朝現在、札幌中央区8cm、岩見沢17cm、どちらも平年の2割程度。
どこも少ない。
いつもは、あそこは極端に少なくてもどこかでは多いこともありですが、全道各地で100%以上が全く無いという状況。
これは驚きです。
昨日も緩々でしたが、気温が高いのがせめてもの救いかもしれません。
でも、雪中貯蔵の野菜農家などはヒヤヒヤでしょうね。
自分もヒヤヒヤですが。
昨日も大通公園の横を通ったので、12丁目のバラ園であちこち見て回ってきました。
2年ほど前から、雪まつりの影響を避けるためにバラ花壇の周りに仮囲いが施されています。
以前は12丁目は会場でなかったのが、数年前から市民雪像の会場に。その影響がバラに及んだので管理事務所で主催者側に要望しての仮囲い。
バラ、今のところ全然問題無し。
緑で締まり、いい枝の状態でした。
街なかの都市熱ありで、この程度の気温なら問題は無し。
雪がなくてもこのまま春ならいいのにとも思ってしまいます。
そうはいかないでしょうが。
この仮囲いも功を奏しているんでしょうね。
風抑えには最適ですから。
今後どうなるか?
このままではいかないでしょうね。
ヒヤヒヤ。
大雪像のある10丁目より東の各丁目では、盛んに雪が運ばれています。
10tトラック3,000台とのことですが、羊蹄山麓から2時間かけて、自衛隊なので必ず運転席には2名が乗車。
下ろした雪を一箇所に大型重機何台かで移動、堆積。
これほどの建設現場もないでしょうね。
雪が少なければそれに合わせての規模でいいとも思いますが、大雪像はほぼ基礎足場が主体なので、今さらそれもできないでしょうね。
何か無理あるなと思います。
グレタさん聞いたら怒り心頭でしょうか。