イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2017

4.2


日記

新年度

昨日から新年度、契約事や役所の異動やらいろいろ変わることも多く、日本社会はやっぱり4月1日から新年度ですね。

 

一昨日の年度末、提出期限のぎりぎり夕方に消費税の申告を済ませました。
業種によって税率計算が異なり6種に区分されているのですが、手引書ではそのうちの1種あるいは2種の合計が売上合計の75%占める場合で説明されています。
イコロの場合は5種にまたがり、なおかつどの2種を合計しても75%に満たない。
カフェも始めましたからね。
いったい何屋なんでしょうね?

 

一昨日も少し確認することあり税務職員と話しましたが、事業内容を説明するのにえらく長引いてしまいました。
一応申告上の業種名は園芸業としています。
園芸業は幅広い。

 

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昨日ハウスの中で満開だったスイセンの‘Tete a Tete’。
屋外で見られるのももうすぐ。

怒濤の3月が終わり、さらに怒濤の4月に入りました。
あまり力むと歯が痛くなるので、今年は少し脱力して頑張ろうと。
新年度、始まりました。

2017

3.30


日記

現場初日

あちこちでの講習やらで怒濤の日々が続いておりますが、昨日は今シーズン初めての屋外での現場作業、これが本業。
いつもは、まだまだ雪があるので札幌が初日ですが、今年は記録的な少雪だった岩見沢。
岩見沢に通い始めて6年目、初めてのことです。
初日ですから、前日に鋏をしっかり研いでいざ出陣。

 

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先ずは早々と雪が消えた駐車場のツクシイバラの剪定、誘引をしてきました。
防風ネット、結束を外し、一気に剪定、その後F-Mizさんとじっくり誘引。
枝の歩留まりはまあまあでしょうかね。
両脇のCrimson Ramblerはツクシイバラよりは歩留まりは良く、少し耐性があるようです。

 

園内の雪もかなり消えたのであちこちチェック。

 

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導入部のシュラブ類は、かけもの無しも有りもほぼ枝はイケそう。
まあ雪がなくても大丈夫な品種がほとんどなので、当然でありますね。

 

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主園路沿いのFl、こちらはPPかけなので姿は見えませんが、一部めくりながら中をチェック。
ほぼ助かっているようです。
本当は防風ネットでいきたかったのですが、足りなかったので従来のPPかけにしました。
蒸れが心配でしたが、少雪が幸いしたよう、これまでよりも被害は少ない。

 

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逆にメインの渦巻き花壇のHTやらGrやら、かなりやられてます。
真っ黒黒助、地際近くまでいっているものが多い。
懐かしい光景です、ここ数年は何とか持ちこたえていたので久々に見る光景かもしれません。

 

一昨年、株数ある同一品種でかけものをいろいろ替え、防風ネットがいちばん枝が助かったので、昨年から防風ネットに切り替えました。
PPでもかなりの蒸れが出たのでそう判断しましたが、今年はそれがあだになりました。
大雪年は防風ネット>PP、少雪年は防風ネット<PPの結果といえます。
その中間ものがいいのかもしれませんが、やっかいですね。
昨日も、基本防風ネットにして山側にさらに全体を守る防風砦を設置しようやら、全体を囲う仕掛けを作ろうやら、山ほど出るチップを活かしてのミネソタ手法やら、いろいろ思い浮かびましたが、費用対効果や作業性も考慮して考えなければなりません。
秋までじっくり考えます。

 

もっとも、切り戻しのブッシュものですからバンバン切って枝を出せばいい。
株が太ってきたので、芽出しの力はあります。
鋏よりはロッパーが活躍しそう。

 

もちろんオールドローズやらHRgやらは大丈夫。

冬の気候や、雪の量に左右されないもの、やっぱりそんなものがいちばんですね。

2017

3.19


日記

いざ出陣

昨日は本当に春めいた日でした。
世の中三連休、親と一緒でスキップするチビたちをあちこちで見ました。
浮かれる気持はわかる、うらやましい。

 

さて昨日から始まりました。
今シーズン初めての講習、怒濤のシーズンに突入したわけです。
今月は27日のマルヤマクラス含めて6本、来月は7本、週一以上のペースになります。
他人事みたいですが、大丈夫でしょうかね。
消費税の申告もこれからなのに…頑張ります。

 

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昨日は北広島の花の会。
自宅出る前、車の中の画。
教材のバラ株他、咲いて来たのでせっかくだから持っていってよと、Kimさんに持たされたスプリングエフェメラルもの2箱も積んで、いざ出陣。

 

去年に引き続き、もう何回もお邪魔している北広。
いつも自分でいいのかと思ってしまいますが、昨日も温かく迎えていただきました。
欲しい人は勝手にお金を入れて持って行ってと、釣り銭入りの缶と持ち帰り用の袋も持たされましたが(周到ですねKimさん)、皆さんの応援の気持もありありで、何と完売。
ありがとうございました。
(このやり方いいかも)

 

いつも感じるのですが、北広の客層(って言っていいのかな?受講者の皆さん)って何かいい。
いい感じに力が抜けていて、これまでのブームたるガーデニングとは違う、語っている自分も癒される気分になりました。
ブームが去っての当たり前の姿かもしれませんね。
今年は花の会創立20周年とのことで、会長始め役員の皆さんのお人柄、20年の歴史の為せる業でしょうか。

 

買っていただいた球根類、案の定後半はバラの話に終始して、その管理については何もお伝えしませんでした(汗)
で、この場を借りて少し補足。

 

できるだけ涼しい所に置きますが、花は一瞬で終わります、その潔さもスプリングエフェメラルの特徴です。
庭の中の植え場所を決めます。
雪融けが進んでいますが、真っ先に融けて土が見えた所が狙い目かも、来年は真っ先に花が見られます。
できればまだ葉が出ていない落葉樹の株元なんかがいいでしょうね。
まだ植えられませんが、少し土が乾いたら早めに植え込みたいものです。

 

一度できるだけ深く掘り(30cmは頑張る)、耕します。
水排けが悪ければ、穴の底さらに10cmほどを堀り上げ、耕した時に出た小石などを入れて排水層を作ります。
少し盛り土にしてもいいでしょうね。
土があまりよくないようなら、落葉堆肥(腐葉土)を全体の2割くらい混ぜ込みます。
ややこしいですが、土がほどほどならそのままでも全然構いません。
植え床ができたら、根鉢を崩さないように慎重にそっと植え込み、周りの土をしっかり押さえておきます。
これで完成。
すぐに地上部が消えるので(休眠)、後で何か植えてしまわないように目印付けておいた方がいいかもしれませんね。
後は放っとき、植えっ放しで毎年真っ先に咲いてくれます。
年々少しずつ殖えていくでしょう。

 

なんか花新聞の原稿思い出してしまいました。懐かしい…

 

さて、今日は豊平公園の一回目。
バラの話に終始します。
頑張ります。

2017

3.12


日記

マルヤマクラス

昨日の朝方の札幌は、予報にはなかった本格的な雪で少し焦りましたが、日中は予報通りの晴れ。
イコロも晴れ。

 

宿根草チームもやっと株分け、植え替えが終わったようですね。
一冬中、寒ーいハウスの中での作業、本当にご苦労様でした。
バラチーム(総勢1名ですが)も先日植え替えが終わり一段落、今度は先んじて植え込んでいた自家生産株の剪定をしています。

 

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つるの長尺は終了済みなので、主にポリアンサや矮性のシュラブが対象。
先日書いたオランダものと異なり、凸凹あって楽しい。
おそらく世の生産者ならかなり切り詰めて揃えるでしょうが、枝のクセはできるだけ尊重するようにしています。
切り戻すバラにも自然形はあると思っています。
葉が茂った姿を想像するとたまりません、役得ですね。

 

今年は生産株だけでなく、輸入ものもコンテナ向きのものが多い。
先日からお伝えしているように、今年は今月から秋まで毎月一回マルヤマクラスにイコロが出っ張ります。
いろんなワークショップを行う「まる塾」の一環で、テーマは「極上のベランダガーデンを目指して」。
場所がらマンション住まいの方が多いので、ベランダガーデンに絞り込もうと(取り込もうではありませんよ)。
その第一回が自分の「ベランダでバラを美しく咲かせるコツ」。
それもあって今年はコンテナ向きの矮性種が多いのですね。

 

地植えと異なるコンテナ栽培、別世界ですがそれはそれで有利性もあるし、品種選択と少しのコツがわかれば楽しいものです。
昔から円山辺りのマンションで、結構ベランダで熱を入れている方もいます。
昨日も鋏を入れながら、これはいいな、持って行こうと思う株がいっぱいありました。
イコロにも、どこにも出す前に、お奨めの株を持って行きます。

 

今年は月に一回マルヤマクラスにいかがでしょう?それもイコロの日に。
自分は徒歩圏なので、週に何回か買い物に行きますが、食料品始め本屋や100均もあり事足りますし、周りにオサレなカフェやレストランもあるので楽しめると思います。
夏は円山公園散策や動物園との引っかけもいいかもしれませんね。
二回目以降の日程はその都度調整後に決まりますので、随時お知らせします。

今年の予定に、是非入れていただければと。

 

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昨日覗いた先日挿した休眠挿しのバット。
あまり覗いたら出るものも出ないので、あまり見ないようにしていますが、今のところ順調。
手強いルゴサも期待しています。
これらは再来年デビュー。
2年前のこんなのが27日のマルヤマクラスでお披露目になるのですね。
楽しみ。

2017

3.7


日記

厚化粧

昨日のイコロも穏やか。
ハウスの天窓上の雪ももう僅か、消えてしまえば思い切り換気できます。
それまで秒読み、もう少しの辛抱、待ち遠しい。

 

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先日無事入荷したオランダからのバラ。
見かけ真っ白ですが、蝋引き、どぶ漬け、厚化粧、ヨーロッパの株ではよく見られます。
シーズン通して冷蔵庫に入れておき、真夏でも秋でも季節構わず随時出しては店頭に並べることも多いせいでしょうか。
長期保存にはいちばん有効でしょうね。

 

さすがオランダ、同じ品種はどれもほぼ同じ規格でばらつき無し。
オランダ特有の生産物然とした規格もの、均一性は商品としては重要な要素ではあります。
そういう意味では、日本の苗も今やある意味世界のトップレベルかもしれませんね、出来過ぎの感さえあります。
でも、昔のように凸凹ある中から選ぶのも楽しかった気がします。
いずれにしても接木苗、どうしても別ものと感じてしまう。

 

残りアメリカからの苗、お国柄自根苗も多くて期待しているのですが…
どうなることやら、神のみぞ知る。