イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2016

9.30


日記

マルチング

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昨日は真狩、空の庭でマルチングのチップを敷き均してきました。
途中通り雨があったものの、まだまだ動くと汗ばみます。

 

今回のチップは特注品。
流通しているのは間伐材のペラペラチップが多く、なかなか望みのものが入手できません。
望みは針広混合の不揃い、厚みのあるもの、堆積済みで腐植が進んだ黒色。
これが難しいのですね。
イコロの地元の業者の堆積山から選びました。
地元の美沢の林からの地場もの。

 

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植え床には、粉砕してふるい分け前のもの。
繊維質も入っていて絡みが良く、菌糸も早く出るので、接着効果が出て法面にはいけます。

 

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広場には、それをさらに2回ふるって、繊維質も抜けて粒が揃ったもの。
締まりがいいので落ち着きます。

どんどん踏んでほしい。

 

表土の仕上げの効果って大きいと思います。
取りあえず自分的には満足万蔵、でした。

2016

9.27


日記

山二つ

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イコロに行く度に木々の葉色が秋色に変わってきています。
その中でいちばん早いのは、このヤマウルシ。
アントシアニンばりばりですね。

 

自分の行くあちこちでは、やはりイコロがいちばん早い。
いちばん春が遅く、いちばん秋が早い。
少し前はもうそんな時期かよ〜と焦りもしましたが、ここまでくれば開き直るしかありません。
後戻りはできないですから。

 

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昨日は乗馬クラブリーフさんから馬糞をいただいてきました。
半年前までのもので、去年いただいたものよりはすでに醗酵が進んでいい感じ。
米ぬかをサンドしてこんな山二つ。
これから行く度に切り返しをしますが、余りものの炭の粉も混ぜようかと。

 

ちょっと臭いますが、ご勘弁ください。

2016

9.23


日記

DIC川村記念美術館

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逃避行ではないのですが、一泊で千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館に行ってきました。
DIC、旧大日本インキ化学工業の略、創業者である川村喜十郎から3代に渡って集めた収集品を公開している私設の美術館。
家内の強い希望で、自分も便乗しました。
いつも迷惑をかけているので、少しは埋め合わせになったでしょうか。
美術館のコレクションも多彩ですが、自分にとっては装飾を排した風景式庭園は溜め息ものでした。

 

ちょうど企画展「レオナール フジタとモデルたち」が開催中で、生の作品や写真などを見ながら映画「FOUJITA」を回想できました。
やっぱり坂本龍一にそっくりだと改めて納得。

 

家内の目的はその企画展ではなく、マーク ロスコの「ロスコ ルーム」。
ただただ感動したようで、しばし動けず、感涙にむせんでいました。
全く予備知識のない自分にとっても不思議な体験でした。
いいものを見せてもらいました、感謝。

 

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昼を食べたレストラン。
大げさではなくいい空間。
ショップも然り。
騒々しい現実を忘れさせてくれる異空間、月並みですが正に癒されました。

 

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ネットで立ち入れない芝生広場。
どこも完璧な芝生、今のイコロの芝生を思って嫉妬してしまいましたが…

2016

9.17


日記

秋花スタート

一昨日、昨日と良い天気。
秋らしい気まぐれな雨をはさんだものの、逆に空気中のチリも落とされ、見える景色はよりクリアー、清澄さも感じます。

 

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一昨日のイコロ、
コルチカム ‘ウォーターリリー’(Colchicum ‘Waterlily’)、うん、イヌサフラン科でしたよね。
またまた異常なほどの花保ちを見せるんでしょうね。
疎そとした使いが正解。
山ほど突っ込めばいいというわけではない例ですね。

 

先日ようやく球根類も通関〜入荷、開花をイメージして種類に則した使いを楽しんでほしいものです。
イコロだけでなく、あちこちで出張販売も計画されています。
11月頭にはマルヤマクラスの第二弾も決まり、使い方のアドバイスも是非尋ねてほしい。
先日のJimmyさんのレクチャーも非常に楽しかったですから。

 

昨日の岩見沢も秋景色が進んでいました。
今日からのローズフェスタ秋版を目前に、ボランティアの方々と最後の手入れ。
こちらも一番花とは違い疎そとしたものですが、各花をじっくり楽しめます。

 

昨日の狙いはルゴサ(いつもかな?)、やはり秋花は最高でした。

 

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テレーズ ビュニェ(Thérèse Bugnet)、
数からすれば返り咲き程度ですが、やはり最初の花とは全然違う。

 

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ポラリス(Polareis)、
こちらもかなり酒が入ったような花色に変身、岩見沢では夏以降も結構咲き続けています。
本来繰り返し咲き率がかなり高い品種と思うのですが、今季のイコロは栄養枝ばかり伸びてしまい秋は咲けない。
そんな年もあります。

 

メインの花壇ではHTやFlの各品種の蕾もいっぱい。
秋こそはじっくり各花の顔色を楽しんでほしい。
さらっとではなく、じっくりと、ですね。

2016

9.14


日記

ヒップ不作

昨日はいわみざわ公園、17日からのローズフェスタ秋版を目前に摘蕾などをしてきました。
花の勢いがいまいちなような気もしますが、開花期はまずまずと思います。
雨続きで肥料の流亡が激しかったせいでしょうかね。
まあ秋花ですから締まりがいい花が見られれば良しとすべきで、逆に越冬を考えれば有利といえるかもしれません。

 

それよりも、今季はヒップの歩留まりがどこでも悪い。
楽しみが半減して少し寂しい。
一番花後からの雨続き、やはり受粉や結実に影響大だったようです。
まあ、これとておまけみたいなもの、果樹園では死活問題でしょうけど、バラのヒップで騒いでは怒られますよね。

果樹園みたいにビニールで傘かけするわけにもいきませんから。

 

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自宅のルゴサ、ルゴサはどこでも変わらず実つきはいい。
右往左往しないルゴサ、救われます。