イコロの森

工藤敏博の植物日記

2017.11.19日記

どう出るか?


札幌もやっぱり来たかの積雪。
昨日の朝は10cmほど、今朝は20cmくらいでしょうか。
昨日は、予定の札幌南区A邸でのチップ敷き均し。
トラックからネコでの歩み板渡りの運搬、腰と腕にかなりきましたが、半日ほどで終了。
囲い後でなければやりにくいので、積雪までの僅かなチャンス、ぎりぎりセーフ。
今日ならアウトでしたね、よかった、よかった。

 

こちらは一昨日のいわみざわ公園。
この時点では札幌はからからで、さすが岩見沢と他人事でしたが…
こちらも囲いは無事ほぼ終了。整形花壇の最後のPP巻きでした。

 

PP巻く前の状態。
マルチングのチップを株元に寄せ(高さ15cmくらいでしょうか)~支柱立て結束~地面から盛ったチップごと覆うように防風ネット巻き~上から新しいチップを5ℓほど充填。
で最後に、最初の写真のようにチップから出た枝を覆うようにPP袋を巻いたわけです。
蒸れを回避するために、PPの下部と先端は空かしました。

 

凍害、寒風害から守り、さらに蒸らさない。
どんな冬になっても枝は守る、それが合言葉。
去年の反省からいろいろ考えての選択、これだけ過保護にしているのだから、雪が少ない分には効果あると思う。
ただあの豪雪だったら、ですね。
ほぼ5ヶ月間、あの分厚い雪の中に入っているわけですから、唯一蒸れがどうか心配ではあります。

 

イコロでは過去にもっともっと分厚いチップをかけて、前代未聞の枝の生存が果たせ、欧米の寒冷地でもチップや落葉かけが定番。
でも、所変わり、こんなに雪が積もり、しかもZ5、ですからね。

 

実は、充填したチップは、できるだけ水分をため込まないよう温室で一ヶ月ほど乾燥させました。
さらに、コーティング兼ねて、直前の晴天日にグリンナーを枝に散布してもらいました。
加えて、来春、防寒用のチップが株周りに増量となるので、分解時のチッ素飢餓を避けるため、牛糞+豚ぷんの堆肥を表土にすき込みました(春先の施肥でも調整)。
費用対効果、作業人工、体力を考えれば限界でしょうね。

 

さてさて、これだけやってどう出るか?