イコロの森

工藤敏博の植物日記

2016.7.21日記

オオウバユリの不思議


そろそろ小学生も夏休みに入るようで夏本番ですね。
予報では今日からずーっと晴れのよう。
昨日はまだ少しぐずぐず天気、イコロは霧雨で18℃、一時間後の札幌は28℃(車載の温度計)。
10℃の違いは大きいですが、それよりも森と街なかの空中湿度の違いを大きく感じました。

 

DSC04862この時期の林床の主役オオウバユリ。
イコロへの林道沿いの株ですが、今年はどうにも開花している個体数が少ない。
しかも、咲いているものも花茎短く、花数も少ない、しょぼい、のですね。

 

実生から開花まで最短でも7~8年、10年以上もかかることも多いともいわれますが、今年の天候のせいか?10年ほど前の天候のせいか?
同じく今時分の林縁部の主役ノリウツギも花付きが今いちのような気がします。
当年枝咲きなので、やはり今年の天候でしょうかね?
雨十分で豊作っぽいですが…

 

わかりませんね。
わからないと言えば、このところイコロ周辺のオオウバユリ群生地を2回ほどのぞいてみましたが、次代の根出葉だけの株がほとんど見られない。
サイズ違いの予備軍がいっぱいあるはずなのに見つからない。
地下で眠ったままでは太れませんよね。
うーん。

 

植物、わからないこといっぱいです。