イコロの森

工藤敏博の植物日記

2022.4.2日記

ハマナシの根開け


これ何でしょう?
一昨日のいわみざわ公園、各所を見て回っていて目についたハマナシの根開け、です。
見事に枝がたたみ込まれて地面にぴったりくっついている状態。

 

ブッシュローズなどではこうはいきませんよね。折れちゃいますから。
ハマナシでも庭で大きく育った株もこうはいきませんが、自然樹形の株ならでは姿かと。
自生地でも多くはこんな状態。だからこそ立ってきた古枝が折れて淘汰され、うまく枝の更新が図られている訳ですね。
地域的に見てみても、多雪地帯では立ち枝がなく枝が叢生していて矮化、少雪地では立ち枝が残っていて大型化。遺伝子的なものではなく、雪や風も含めての環境要因の為せる業なのですね。
まさしく雪が樹形を作っているとも言えます。

 

イコロのバラは一切雪囲いはしていません。
雪に押されてもへっっちゃらなタイプだけですから。
でも、今年の例年比300%超えの積雪でどうなっているか?
ぺっちゃんこでしょうね。

 

そんな雪が樹形を作るバラをもっともっと突き詰めたくなってしまいます(笑)。