イコロの森

工藤敏博の植物日記

2017.6.14日記

バラ園とクマゲラ


昨日はいわみざわ公園でしたが、レストラン前のスコッツローズがかなり咲いてきました。
本格的にバラが咲く前に、一盛り上がりをと植えたものですが、今年のような少雪でも全く凍害を受けず、夏の暑さは苦手なので、まさに北国のバラ園を象徴するものとも言えます。
今週末くらいに見頃を迎えるでしょうから、天気が良ければ週末のばらゼミでスコッツローズツアーをしようかな。

 

それよりも今の主役は、公園入口の大かたまり。

 

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「ローズハマナス」のシリーズ名で、北海道立林業試験場緑化樹センター(現、地方独立行政法人北海道立総合研究機構林業試験場緑化樹センター うーん長い)が10年ほど前に世に出した品種群。
あの‘コンサレッド’初め4品種がありますが、いちばんモリモリなのがこの‘ノーストピア’。
カラフトイバラ(Rosa davurica var. alpestris)×ノイバラ、小葉がよく茂り、有に2mは越えています。
冬囲いもせず、何もせず、草にも負けず(生えず)、こういう品種は好きです。
あまり普及しなかったですが、場面によっては使える。
これだけの株は他にないでしょうね。
残念ながら駐車場への車道に挟まれた場所なので、徒歩でじっくり見るのは難しいですが、まあこういう品種は遠目でざっと見るだけでもいいかもしれませんね。

 

先週に続き昨日も遭遇。

 

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レストラン前のシラカンバに留まるクマゲラ。
結構人通りも多く開けた場所なのですが、芝生の上を歩いたりもしています。
最初は驚きましたが、バラ園にクマゲラ、北海道しかあり得ないでしょうね。
大歓迎!無農薬の成果と思います。
木々が育ち、もっともっと賑やかになってほしいものです。