イコロの森

工藤敏博の植物日記

2017.9.18日記

台風18号


今のところ、早朝の札幌は少し雨が降っている程度で風もそれほどありませんが、これからでしょうか?
同じ18号、どうしても平成16年の9.8を思い出してしまいます。
待機していた百合が原公園で、目の前の大きなポプラがミシミシ音を立てて倒れていくのを、ただただ唖然として見ているしかなかったあの時、今でも鮮明に覚えています。

台風が過ぎた後、吹き返しでした。今回も要注意です。
広域避難場所になっている安全なはずの公園が、いちばん危険な状況でした。
「不要不急の外出は避けてください」ですね。
とくに後付けで木々を植えている公園や緑地は危険です。

 

昨日は月形の雪の聖母園の畑で、生産バラの支柱やら、ラベル付けやら、施肥やら。
台風前、つるバラは寝かせておいた方が得策なのですが、今やらなければまたまた先送りになるので、支柱を立てて結束。
台風のことを考えると、思わず控えを立てて強固にしてしまいました。
風が当たってイヤでしょうね、「このままの方がよかったのに~」の声が聞こえてくるようでした。すみません。

 

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行き帰り、どこも黄金色。
来週くらいから稲刈りが始まるのでしょうね。
いつもこの景色を見ると、あのマルコ・ポーロの「黄金の国ジパング」のフレーズが頭をよぎります。
意味合い的には誇張された黄金伝説でしょうが、自分にはまさしくこの稲の黄金色がそのイメージ。
今しか見られないこの水田の景色は、時間を忘れて見ていたいほどの愛おしさを感じてしまいます。

 

稲作農家だけでなく果樹園なども、この台風を心配していることと思います。
一年の努力、成果が一瞬で無に帰することもありますから。
被害がないことを祈るのみです。