昨日もぐずぐず天気でしたね。
札幌ではサクラも最盛期を過ぎ、我が家の庭ではジューンベリーが満開ですが、イコロではチシマザクラが昨日で4分咲きくらいでしょうか。
やはり全然違います。
イコロへの行き帰りの林道でも、今はコブシが目を引きます。
サクラもそうですが、この辺りは街なかのドーンと咲いている場面はなく、ぽつらぽつらです。
イコロも然り。
その疎そ感が特徴かもしれませんね。
厳しいのでしょうね土壌も気候も。
ドーンとしたものとは別世界、この辺らしく、それが何とも魅力的に感じるのです、自分にとっては。
イコロの春の小径のノルウェーカエデの幹に着生した地衣類。
サルオガセ科の何じゃらでしょうが、千歳や支笏湖周辺、苫小牧の林の中ではよく見られます。
昔、群生しているのを初めて見た時には驚き、札幌に持ち帰り育ててみたことありますが枯らしました。
当たり前ですよね。
もう終わったかと思ったのですが、まだ残っていた林道沿いのキクザキイチゲ。
アネモネですね。
ドーン群生している所もありますが、辛うじて生き延びている感のある小群落こそ、愛おしく感じます。
GW、悪天候にたたられ同業者はどなたも消沈気味でしょうね。
でもGW狙いは水物です、天気任せですから。
GWは全部雨、そう思っておいた方がいい。
でも、先日講習会で、あるご婦人が「イコロは花が遅いので毎年7月に入ってから行くのよ」って周りの人に語っていました。
「いやいや、今しか見れない場面がある、春から秋まで毎月1回は来なくちゃ」って言っておきました。
そうですよ、この疎そ感は今しか感じられないのですから。
それも極上と思うのです。