昨日は一日雨模様でしたが、今シーズン初めての真狩、空の庭へ。
サクラが終わる札幌を出て、定山渓ではいつもの所でいつものボリュームでエゾエンゴサク、中山峠手前ではミズバショウ、峠付近は道路際までまだ雪がかなり残り、峠を過ぎてエゾノリュウキンカ、そして喜茂別、真狩ではサクラが満開。
1.5時間のドライブですが、いつものことながら標高差による植物の開花のずれが楽しめました。
今回は、空の庭の当初からの協力者であるIさん宅からイチイとシャクナゲの移植。
引越しするので寄贈したいとのことで、昨年2株だけをチョイスしていたものです。
右側の直径2mほどの楕円に刈り込んだイチイ、面白い仕立てで、辛うじて洋風の庭にも入れ込めるかなと思っていただきました。
事前に写真やライブカメラを元に候補地を数ヶ所目星をつけていましたが、当日現場を見ながらやはり玄関横の円錐イチイの横しかないな、と。
既に植えていたガリカローズをローズガーデンに移植して、植え込むことに。
公園時代は、このような寄贈ものは大小関らず全て拒否していました。
後々やっかいなことが多々ありましたからね。
でも、地域医療を担い、高齢者が集う施設、超高齢化で庭木を維持できなくなる場合も多い中、少しでもこのような申し出に応えることができれば素晴らしいと思います。
庭に取り込める場所を精一杯考え、それを精一杯育てていくことも、空の庭の大きな意義の一つなのかもしれません。
幸いの雨でしたが、この後すっぽり寒冷紗で覆って養生、うまく活着してくれることを祈るのみです。