イコロの森

工藤敏博の植物日記

2021.4.28日記

新生はぼろバラ園


相変わらずあちこちでバラを切っていますが、昨日は羽幌へ。
越冬具合が心配で、先ずはバラ園のあちこちを見て回りました。
うーん、凍害枝少なく枝の歩留まりはすこぶる良い。
どこよりも残っているかもしれません。安堵。

 

この冬は積雪が多かったので、正に雪の恵みでしょうね。
暴風雪で国道が通行止めになった報道が何回もあったので、冬の生活は大変だったでしょうが、その分見返りがないと不公平ですよね。
良かったです。

 

今年から管理責任者として、2年間あちこちに帯同していたAさんが就きました。
今は入手し難い品種も多く、存在感が出ている株もかなり多い。
これまで刈り込み風の仕立てが続いていたので、何とか本来の樹形に戻しつつ真っ当な管理をしてほしいと願っています。
管理者の力量にかかりますが、醍醐味あり、きっと頑張ってくれると思います。

最北のバラ園、期待してます。

 

枝が残っているのに興奮し、あれこれ伝えたりもしていたので、帰りの車でバラ園の写真は一枚も撮らなかった〜と気づくが後の祭り。

 

で、帰り道、苫前の海岸線のスイセン。

 

夏はイタドリなんかに覆われますが、今だけ数箇所にこんな景色が見られます。
かつて人が植えたものが、人が去り、家も他の庭木も朽ち果て、スイセンだけが残り、少しづつ増えていって作られた景色。
栄枯盛衰を感じ、人の気配、かつての生活に思いを馳せてしまいます。

意図的には作れない、好きな景色です。

 

そして、いつものあのお宅。

 

うーん、例年以上にどれもピカピカでした。
塗り直し、磨いているんでしょうね。
これはこれで何とも元気をもらいます。