イコロの森

工藤敏博の植物日記

2016.10.2日記

苦難の海浜植物


dsc05487

 

昨日は羽幌へ日帰り。
ボランティアの方々対象の講習でしたが、それを引っかけに(すみません)周辺あちこち探検。

 

以前町外れの海沿いの崖上にハマナシのいい個体があったので、先ずはそこを目指しましたが車道の草が繁茂して進入不可能。
歩いて行くのも時間がかかるので今回は断念、残念。

 

他の海沿いの数ヶ所も行ってみましたが、これまで見たことないほど浸食が進んでいました。
これも台風の影響でしょうか?
留萌から羽幌までの途中では、何ヶ所かテトラポッドの設置工事をしていましたが、当然備えますよね。

 

そんなこんなで、ハマナシなどの海浜植物も少なからず影響を受けていると思われます。
願わくは、どこそこのように工事後の修景と称して栽培品のハマナシを持ち込まないでほしいものです、切に。
後で見分けがつかなくなるとのマイナーな都合だけでなく、少なからず他の植生への影響もあると思うのです。
人間の仕業はともかく(こっちの方がやっかいですが)、自然の植物にとって自然の摂理で消えるのも天命、静かに見守るしかありません。

 

ついでに浜辺で石拾い、思わず夢中になってしまいました。
こんな楽しいことはないと思う、思いません?