イコロの森

イコログ

2020.12.18日記

アスチルベ


一度花壇に植えてしまえば、丈夫でよく育ちますが、鉢植えではちょっと気を使わないといけないアスチルベです。

特に、販売用の小さなポットではすぐに水が下がるというか、葉っぱがあっという間に乾燥した感じになってしまいます。そんなアスチルベの根。

Astilbe chinensis ‘Vision in Red’

ポットから出してみると、根がちゃんと出ているものと、そうでないものがありました。これはちゃんと出ているもの。

やっぱり水やりって難しいなと思います。葉っぱが縮れてきても完全に乾いてしまう前にすぐに水やりをすれば復活します。でも生産や販売の場面だと、数がたくさんありますから、そうなっていないものもきっと水が足りていないだろうと、一緒に水やりをすることになります。なので、必然的に水やりの頻度が高くなっているのだろうなと思って、昨年の手入れの際は少し礫多めの水はけすごく良い土にしました。もちろん、水はけ良ければ当然水が下がりやすくなるので、さらに水やりの頻度は上がってしまうという諸刃の剣というか、ジレンマがあったのですが。。。でもスタッフ一同、アスチルベはすぐに水が下がるという認識があるので、頻度増やしても水はけいい方が根にはいいのかもと思ったのです。が、実際はいまいちでしたね。シーズン中、根を確認すると、上の方は湿っていても下の方は乾いているものも。通常だと、表土から乾いていくので、潅水時に水が下まで浸透していないのかもしれません。とにかく、今回はまた保水力高めの土に改めて戻してみました。そしてポットをロングタイプから普通タイプに変えてみました。これで土全体を湿らせやすくなったのでは???潅水は「頻度少なく、やるときはゆっくりたっぷり」が重要で、数や種類が多いと難易度は相当高いです。判断にも、実際の作業にも時間がかかります。夏場の忙しい中での潅水の方法、考えないとなあ。。。

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