イコロの森

イコログ

2017.12.8Root File , 日記

ルートファイル


いよいよ、イコロにも本格的な冬が来ました。二日くらい前に20センチ以上つもり、昨晩もまた追加となりました。

 

 

これは、もう春まで雪の世界かな、と思います。庭作業、できればやりたいこともあったけど、今年は十分出来た方かなと思います。また春に。。。

 

そういうことで、温室での作業も本格的に始まっています。今は、ボーダーから掘り取った苗のポッティング(=育苗ポットに植え込む)をやっています。掘り取った苗はそのまま何もせず温室(0度設定)にあります。それらの土をていねいに落とし、余計な雑草の根を取り去り、適切なサイズのポットに植え込んでいきます。

今年はボーダーのウッドランドガーデン側(曲線の花壇になっている方)で、株分けが必要と判断したものを掘り上げています。奥の方から手前に進んでいるので今はこれら。

ヘレニウム(Helenium)とゲラニウム ‘ブロゴールド’(Geranium ‘Blogold’)です。数年前まで上の写真のように7月下旬はすごくきれいでしたが、両方とも勢いがなくなってますので、掘り上げて株分けです。またここに戻すか、別のものを植えるかはこれから協議です。

 

さて、これらの苗の根から土を落とし、一旦裸の状態にするのですが、毎年この作業をしながら、裸になった根っこの写真をちゃんととっておけば、色々と役立つだろうな、と思いつつやりませんでした。今年こそは、と思っておりますので、撮影した写真をブログでも紹介して、保存していこうかと思います。

 

Roots File 01 Helenium  ヘレニウム(品種調査中)

ヘレニウムはこんな感じで、根っこがひと芽づつ分離していることが多いので、土をきれいに落とせば、根を傷めることなくどこまでも細かく分けることが出来ます。育苗ポットに入れる場合は、小さくするのも良いですが、そのまま庭に戻す場合は、ここまで分解する必要はありませんので、掘り上げた大きな株にフォークを二本挿して引き裂く方法で適度な大きさに株分けするとよいでしょう。

 

Roots File 02 Geranium ‘Blogold’ (=’Blue Sunrise’) ゲラニウム ‘ブロゴールド’(=‘ブルー・サンライズ’)

左側が販売用でポットで育てていたもの、右側がボーダーから掘り取ったものです。ボーダーにあったものはもっと先の方に細根があったはずですが、掘り取りの際に切りとっているので、こんな感じです。ポットで育てていたものは限られた範囲内でこのように細根を出しています。右のものもポットに植え込むことで細根がどんどん増えていき、庭に植えても根をしっかりと張りやすくなります。でもこんだけ根の状態が違うわけだから、水やりひとつとってもまったく同じ管理、というわけには行きませんね。温度が上がってきたら左は水を切らさないように、右はやり過ぎで根が腐らないように常に注意が必要です。土にかくれたら分からないわけですので、やはり、「土と植物の状況をみながら潅水する」が大切です。

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