ヘレニウムは土を落とすと、簡単に根がほぐれていきます。一芽一芽わかれてしまうので、そうならないようにやさしく土を落として、そのまま大きなサイズに植え替えています。
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去年初めて仕入れた、Helenium ‘Sahin’s Early Flowerer’も、12㎝の深ポットで大きく育っていますよ。
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現在の進捗状況。
いつの間にかまた列が更新されています。
Geranium sanguineum(アケボノフウロ)はピンク色の花で、ゲラニウムの中でも特に乾燥に強い種類です。イコロの森でもドライガーデンにあります。
写真は、f. nanum の根で、「f」はformで品種のこと。園芸品種ではなく、自然の状態で人工的でなく形や大きさなど、基本種と区別できるものになります。「nanum」は確か矮性とか小さいとかいう意味だったはずなので、花が小さいか、背が低いかなんかだったような気がします。あいまい。。。
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とにかく、イコロみたいな腐植が少ない土でもよく育つGeranium sanguineum。育てやすく丈夫なゲラニウムです。お選びください。
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これもまたシロバナの
Geranium sanguineum ‘Album’や
園芸種のGeranium sanguineum ‘Max Frei’もあります!
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現在の進捗。
Geraium phaeumのファエウムはラテン語のPhaeusが語源で、花の色を表す「茶色がかった」という意味です。日本語では、「クロバナフウロ」だけど実際は確かに茶色っぽいというか、栗色っぽい花色ですもんね。
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ところで、Geranium phaeum ‘Album’の’Albumは「白い」という意味ですから、この品種は白い花が咲きます。ので、あえて日本語で言うなら、「シロバナクロバナフウロ」「クロバナフウロのシロバナ」ですか?
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」の世界ですね。
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イコロの森ではこの「クロバナフウロ」の園芸種がアルブムの他にもいくつかあります。
写真はないですが、
・Geranium phaeum ‘Mourning Widow’
・Geranium phaeum ‘Raven’
’Raven’は、きれいな青色で去年初めて仕入れた品種です。かっこいいですよ。
クロバナフウロはやや日かげでも花を咲かせます。開花期は他のゲラニウムよりやや早く、イコロでは5月後半から咲いてます。これは貴重。
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今朝は、湿った重たい雪が降っていました。
通勤路で、除雪車とすれ違い。いつもなんとかすれ違えるのに、今朝はすれ違えず、先行の車もバックで戻ってくるので、自分も数百メートル戻る。
なんとか出勤して温室に行くとなんと外気の方が暖かかったので、久々に扉を開放。今日は終日プラスの温度だったみたいですね。
ということで、外気も取り込んで温室内もどんどん暖かく。屋根の雪は解け始め、結露が落ちてきます。結露が落ちてくると、保温カーテンに水がたまり、カーテンを支えるワイヤーに負荷がかかって、故障の原因になりますので、水を逃がさないといけません。
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そこで何年もずっと使っているこれの登場。
これでプスプス穴を開けていく。
ぷすっと挿して、ぐりぐりっとちょっと穴を大きくするのが私流です。この温室との付き合いも長いので、付き合い方というものもうまくなってきております。これも経験なのです。
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ただ、いつか忘れたころに、たまたまこういう場所の下で作業していると、温室が暖かくなった時に、ふいに上から冷たいしずくが落ちてきます。それを事前に回避するのはまだまだ難しい。
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現在の進捗状況。
昨日はほぼほぼ打ち合わせの一日でした。
一つは叶ったらいいな、と思うプロジェクトについて。ほんと、かなったらすごい。夢がありました。
一つは敷地内の設備について。
一つは社内の諸々。
最後はちょっと前から関わらせていただいている新規のプロジェクトのZoom打ち合わせ。初めて顔をみる方ばかりのオンライン会議でしたが、プロジェクトにかかわる方の顔を見れて少し安心しました。
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バタバタしている間に真っ暗になってしまいましたが、その間に、準備していた宿題をちゃんと片付けてくれていました。
いつもはラベル挿しをするのですが、今朝はそれもスタッフにお願い。植え込みのスピードに宿題の作成が間に合わなそうなので、急ぎます。
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苗の現状を確認して、株分けするか、土を替えるだけにするか、ゆるめるのか、在庫数や設計での利用、人気や価格、あとは増やしていいものいけないものがあったりするので、その判断が必要な「宿題づくり」と仕分けが必要な「完成品の整列」はなるべく自分たちでやりたいのです。植え込みのスピードはどんどん上がっているので、自分たちが頑張ればどんどん進む!今のところ、なんとかやれてますが、どこまでこのペースでできるかなあ。がんばろ。
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ゲラニウムは種類が豊富で、見た目も成長の仕方も色々。
ゲラニウム マクロリズムは、バッと広がって半日かげくらいでもよく育つので、グラウンドカバーや根締めに最適です。独特の香りが苦手な方も多いようですが自分は平気です。
こんな感じで、茎が伸びて先端に緑の葉が残っています。大きく見える株も、このように茎が伸びて地面を覆っていることが多いです。こんなに気温が下がっていても先端は葉が残っているので、刈り込みもしないことが多いですが、なんかだらしなく見えるときにパスっと切り取っています。
この株も
過去に切り取られた茎の周りからしっかり新しい茎が出ています。
恥ずかしながら、毎年全部切り取ったらどうなるのか、よくわかっていないので、しっかり観察していきたいと思います。多分問題ないと思うけど。。。心配性なんで、とりあえずあまりに伸びすぎているなと思うものだけ切っておきました。
ちなみにこんな感じで根茎もしっかり伸びている個体もありました。
見るからに丈夫そうですね。
花はピンク色。薄いピンクの園芸種Geranium macrorrhizum ‘Ingwersen’s Variety’もあります。育てやすいので初心者の方も安心です。