イコロの森

イコログ

カテゴリー: ガーデンの記事一覧

2017

11.24


ガーデン
コメント0

イコロの森の冬仕度 宿根草の刈り取り

まだ積雪のないイコロの森では、引き続き冬仕度が続いています。

今日は宿根草の刈り取りと集草。

刈り取りは、イコロの森では基本的に二人で行います。片方が刈り取る草をつかんで引っ張り、もう片方が刈り込みばさみでザクザク切ります。

根が一か所で茎がバサッと出ている株はつかみやすく、刈りやすいです。一方、「根がマットのように広がっていて、いろんなところから茎が出ている」ものは、なかなか往生します。この時期になると、当然茎が倒れているものもあり、凍って地面にへばりついているものもあり、それらを丁寧に手でかき集めて、切る人が鋏を入れやすいように持ち上げる、という具合です。

つかむ係りの人は切りとった草を抱えながら進み、手で抱えきれなくなると、上の写真のように一か所に固めておいておき、後ほど作業車にて回収することになります。小さな花壇であれば、一人で剪定ばさみで丁寧に、が良いかもしれませんが、広い場合や作業時間が限られる場合は、この方法がやはり早いです。つかむ係りの人は、指を一緒に切られないように切る場所を示すように持ち上げ、切る係りの人は焦らず鋏を入れることが大切です。Health & Safety(健康と安全)ですよ。

 

どちらにしてもなかなか持久力のいる作業になります。一人だったら「ちょっと休憩。。。」と思う瞬間でも、バディがいると「ここで休んでよいのだろうか」というのもありますが、一人よりもついつい頑張ってしまうものです。昨日のオレガノの花壇のところはマラソンのようでした。。。

 

さて、ちなみに「根がマットのように広がっていて、いろんなところから茎が出ている」パターンの場合は、刈払機の利用も選択肢の一つです。イコロの場合は、ナチュラルガーデンでその方法をとっています。種類やデザインにより、ここではそれで問題なく、よりスピーディに仕事は終わります。この場合は、刈り取った草をレーキで回収する手間は余分にかかりますが、全体としては早く終わります。

 

刈り込みを行わないと、来年、新しい芽が出たときに茶色い枯れた茎葉と混ざってしまい、きれいでありません。また、枯れた茎葉をそのまま残せば、病気や害虫のすみかとなりやすくなるのも問題でしょう。そのような理由を含め、北海道の場合は特に、雪で倒れたり、凍ったり、解けたり、いろいろ厄介なので、積雪前に行うのが賢明だと思います。

 

また、オーナメンタルグラスは雪原に穂がすっくと立つ姿が美しく、観賞価値が高いのでそれを見込める場合は刈り取らずにおき、春に行う手もあります。イコロの森では、きれいに立っているグラス、積雪後にも観賞しやすい場所(休園中なので、我々のみの楽しみではありますが)のグラスは切りとらずに置きます。お客様のところでは、作業に伺うスケジュールの都合や、穂が冬の間に散らかって掃除が大変、などの理由もあり、秋に刈り取ってしまうことも多いです。約半年もの積雪シーズンですので、都合の良い方法で行うとよいかなと思いますよ。

2017

11.16


ガーデン
コメント2

苗の移動

11月に入ってからは、恒例の冬仕度巡業が続いていますが、ここ数日はイコロで作業をしています。

今やっているのは、「ナーサリーの苗を温室へ移動」です。温室と言っても、今はまだ加温などはせず、「外よりも気温が下がりにくい」程度です。小さなポットに入っている苗は、それだけでも随分ちがうものですね。今朝は随分気温も下がり、まだ温室へ移動できていない苗はカチカチに凍っておりました。

 

しかし、おかげでガーデンの植物にはうすく霜がついて、久しぶりにガーデン散策を楽しみました。

 

2017

10.30


ガーデン
コメント0

営業は明日10/31まで。

昨日のイコロの様子。

 

アナベル(Hydrangea arborescens ‘Annabelle’)/リアトリス スピカタ ’アルバ’(Liatris spicata ‘Alba’)/エキナケア プルプレア(Echinacea purpurea cv.)/モリニア カエルレア アルンディナケア(Molinia caerulea ssp. arundinacea)など。

 

エウフォルビア ポリクロマ(Euphorbia polychroma

 

スッキサ プラテンシス(Succisa pratensis)/アカナラ(Quercus rubra

 

銅葉フジバカマ ‘チョコレート’(Ageratina altissima ‘Chocolate’)/シャスタ・デイジー ‘サニー・サイド・アップ’(Leucanthemum x superbum ‘Sunny Side Up’)/ヘリアンツス ‘レモン・クィーン’(Helianthus ‘Lemon Queen’)/アスティルベ ‘エリカ’(Astilbe ‘Erika’)/プルモナリア ‘ミセス・ムーン’(Pulmonaria saccharata ‘Mrs. Moon’)

 

ローズガーデン

 

良い季節ですね。この季節の庭は本当に愛おしく感じます。花盛りの季節は、もちろんイコロ大好きなんで、全般的にはやっぱいいなーと思って見ているのですが、もっとこうしたいとか、なんでこうなったんだろうな、という想いも当然あります。ただ、過ぎてこの季節になると、すべてなかったことにしてもいいかなと思うくらい、癒されます。終わりよければ、的なやつですね。終わりかけが美しいというのは、そう締めくくれるのでいいですね。

今日をいれて、あと2日、営業してますよ!

2017

10.18


PLANT OF THE DAY
ガーデン
日記
コメント0

カラフル

秋の庭はカラフルでまぶしいな、と改めて思った今日の朝でした。

 

 

PLANT OF THE DAY 45

Rubus phoenicolasius エビガライチゴ

キイチゴ属。北海道の山でも見られる(らしい)、エビガライチゴ。レストランガーデンだし、ということで果樹を集めていたときに頂いたものです。夏にはかわいい実がなり、園路沿いのため、お客さんもつまんでいるようです。ちょっと種の存在感が気になりますが、まあまあ食べられます。甘さは控えめです。ジャムなどにするのも良いかもしれません。

落葉低木で、伸びた枝が地面にふれたところで発根してどんどん増えてしまうので、常に気を使っていますが、アーチ状に伸びるこの枝が好きです。花が咲き、実をつけた枝は茶色くて少し汚い印象もあり、来年は実をつけないので、今年伸びたシュートだけ残して全て切り去ります。すると、このように瑞々しい赤茶色の枝だけが残ってすっきり。葉が落ちてからもしばらく赤い枝を観賞できますね。キイチゴ属ですから、とげがいっぱい。本来ならこういう庭園で園路沿いに植えるべきではないかもしれません。ごめんなさい。ご注意ください。でも、実がなったときに皆さんがすぐ見つけてくれるので、嬉しいです。また、となりのスコッツローズも大好きなのですが、どうしてもこのエビガライチゴの勢いに圧されてしまうので、株を減らすべきではないかと検討中ではあります。(写真:イコロの森 レストランガーデン/2017.10.18)

2017

9.19


ガーデン
告知
コメント0

球根販売中・本拠地そして、札幌(今日まで!)でも。

台風が通り過ぎました。

穏やかで良い天気となっています。先ほど、すごい通り雨がありましたが、一瞬でした。

 

イコロの森のイコロハウスでは、春に咲く球根を絶賛販売中です。チューリップ、チオノドクサ、スノードロップなど。オンラインストアでも販売しておりますので、ラインナップはご確認ください。なお、店頭販売を優先しておりますので、オンラインで完売となっている種類もお店に並んでいる場合がございます。気になる場合はぜひお電話にてお問い合わせください。また、オンラインで画像が表示されていないものはイコロで写真をもっていない種類になります。その場合も、詳細ページの右下に、グーグル画像検索の結果をリンクで張ってありますので、お手間ではありますが、そちらでご確認ください。

 

そして、現在札幌でもイコロの球根をご購入いただけますよ。

本日までとはなりますが、大通ビッセにて開催中の「めぐり市」にイコロの森も出店しています。毎日交代で出張しています。昨日と一昨日は僕が店番をしていました。今更ですが、今日19:00までとなっておりますので、ぜひ足をお運びください。

看板は昨日のものなので、本日はシードベーグルさんも出店されています。ですが、もう完売かもしれんですね。一昨日もやっぱり早々と完売し、あっという間にお帰りでした。すごいなぁ。