今週は本当に暖かくて、温室での作業も本当に楽。あったかいってこんなに楽なんだなと、太陽に感謝。ところで、地球上に生きる全てのものは何らかの形で太陽のエネルギーをとりこんで生きているわけで、我々が日々、口にしているものは太陽エネルギーが形を変えているものにすぎないという考えから、太陽を眺めることでそのエネルギーを体内に取り込み、食事をしなくても生きられる(これを「サン・ゲイジング」というらしい)人がいるらしいですよ。ゴイスーですね。太陽もいいが、やっぱり食べたいよ。
ながらくかかった宿根草の手入れですが、とりあえずはグラスまで終了しました。随分かかってしまった気がしましたが、去年のブログみたらちょっと早く終わってます。でもこれには訳があるワケであり。。。
ま、とにかく一通り全ての種類は終わらせました。
明日も少し温室作業やりますが、その作業も済んだら、しばし事務仕事に集中したいと思っております。それはそれで、やることたんまりありますからね。
PLANT OF THE DAY 22
Sporobolus heterolepis スポロボルス ヘテロレピス
2016シーズンに最も好きだったグラスです。細い緑の葉は他のグラスにもまして、シュッとしています。緑も大変美しいし、草姿もきれいに収まっています。秋には葉が茶色くなりますが、なんとも言えないメタル感がたまりません。日当たり、水はけのよい場所が良いでしょう。ぱっと明るい赤やオレンジなどの花と組み合わせても良いし、白い花ともよく合います。他の違う形の葉をもつグリーンと組み合わせるのもよさそうですね。(写真:イコロの森 ホワイトガーデン/2016.07.02)
(こちらのページも覗いてみてください。)
先日の鳥ブログ以降、えさがなくなっても、たまに窓の近くの木に鳥が寄ってくるようになりました。ほんと、癒されます。
以前、タモさんが、「年をとってくると『花鳥風月』の順に良さが分かってくる。花を愛でるようになったら老いが始まってるってことだ」みたいなことを、江戸の園芸文化をめぐるブラタモリで言ってましたが、自分は花にかかわっているし、鳥がかわいくてしょうがない毎日。まだ若いつもりですが、すでに半分行っちゃってるので、あっという間にコンプリート出来そうです。
あ、ちなみに、ブラタモリと言えば札幌の回、なんと私たちがちらっと映っていることは誰も知らないでしょう。。。まあ、僕はほとんど映っていないですけどね。あれは素晴らしい遭遇でした。奇跡的に録画でもされている方は探してみてね。
PLANT OF THE DAY 21
Polemonium reptans ‘Stairway to Heaven’ ポレモニウム レプタンス ‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’
写真中央の薄い青い花。ちょっと花と葉が分かりにくいかもしれませんが、白い斑入りの葉をもちます。葉は割と早くから広がり、秋にはほんのり赤く染まるので、カラーリーフプランツとしてシーズンを通して楽しめると言ってよいでしょう。なんとなく、繊細な見た目のようですが、なかなか強健で根もしっかり張ります。初心者でも容易に育てられますし、寄せ植えやハンギングにも利用したいですね。(写真:イコロの森 レストランガーデン/2016.06.08)
ちなみに名前の‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’は「天国への階段」という意味。関係ないですけど、いつもこの意味を考えると、なんでか「帰って来たヨッパライ」という歌を思い出します。父親がレコードをもっていて、子供のころ、これをかけられるとやたら怖がってた思い出があります。あの早回しの声なのか、歌詞なのか、とにかく気味が悪くて、ほんとに怖かったですよ。今もあんまり聞きたくない。ジャケットもPOPなくせして、逆にそれが気味悪かったんだよなー、と思ってググってみたら、思ってたのと違ってめっちゃカッコいいじゃん。「これが話題のアングラ・レコード!」って書いてありますね。C/Wが「ソーラン節」っぽいですな。まだ家にあるのかな。。。
今朝、出勤するとデスク横の窓から、鳥たちが見えました。
まず、デスクからこの景色を眺められるという事実を自慢しておきます。そして、小さな鳥が目論見通り、集まってくれました。かわいいなぁ。
実は秋に収穫し、クリスマスマーケットで販売していたローズヒップの残りを、同僚が外に置いたので(鳥たちのために)、どうせならと、自分のデスクから見える場所に移動していたのでした。
こんな風に頭を突っ込み、
ヒップを食っております。かわいいなぁ。癒されるなぁ。
先日はちゃんとオスカー君(馬)に「おつかれさん~」と言いながら、撫でておきました。数年前の自分からしたら、信じられない進歩です。動物に触るとか。とある出会いが、動物愛を目覚めさせたんですね。癒されるなぁ。。。
今日は大変暖かく感じる一日でした。外での作業が、ほんの一瞬だけあったんですが、陽射しが注いで「あー、北海道でも2月に春っぽい日があるんだ」と思いました。鳥もたくさん鳴いてました。ちょっと嬉しかったですね。
まだまだ冷える日、雪の日が当然あるだろうけど、こうやって行ったり来たりしながら、少しずつ季節が進んでいくんですね。わざわざどこかに行ったりしないでも、こうやって季節の微妙な変化に気づける環境にいられて、しかも、その季節に合わせて生活していられるのは幸せなことです。
PLANT OF THE DAY 20
Euphorbia x martini ‘Ascot Rainbow’ エウフォルビア x マルティニ ‘アスコット・レインボー’
明るい黄色の斑入りの葉が鮮やかな品種で、花(萼)の方まで続いています。常緑のユーフォルビアで、春からシーズンが終わるまで葉を観賞できますので、ロングランの寄せ植えなどにも向いていますね。写真右側に花がありますが、花が終わったらこの茎をなるべく株元近くから切り、花が咲いていない茎を残します。これを雪の重みや寒さから守るのが北海道では大変だと思いますが、鉢植えだと簡単に避けられそうですね。花は春の終わりごろに咲くはずですが、なぜかこの写真は9月の写真です。輸入して初めての年だったから、茎の成長の感じとか、いろいろ狂ったんだと思います。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.09.16)
ちなみに、茎を切ったときに白い液体が切り口から出てくると思います。これは多くのユーフォルビアであるのですが、直接触れるとかぶれてしまうので、ご注意ください。ユーフォルビアは非常に多くの仲間があります。観葉植物のミルクブッシュ(Euphorbia tirucalli)もそうで、まさにこの白い液体が由来でミルクブッシュと呼ばれるのではないかと思いますよ。また、ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)もユーフォルビア属であります。そう思うと、「エウフォルビア」という名前にも少しはなじめませんか?
さらに、品種名にある「Ascot(アスコット)」はあの、イギリスの有名な競馬場があるところの地名でもあります。(この品種はオーストラリア作出らしいのでそっちのアスコットではないかと思います。)僕が働いていたウィンザーグレイトパークのすぐそばでして、ちょっと高級スーパー「Waitrose」に行く場合はこの町へ行ってました。たまに電車で遊びに来る友人とアスコット駅のパブで飲んでました。初めて蜂に刺されてアレルギー反応が出てしまったときに運ばれた病院もアスコットでした。どうでもよい話ですね。アスコット・レインボー。良い名前です。
ココイチがロンドンに出店するらしいですよ。ただでさえ、うまいカレーがいっぱいあるロンドンで、とうとう日本風のカレーまで食べられる日が来るんですね。カレー天国ですね。ロンドンは。カレー天国と言えば、札幌南インターを出て、新札幌の方に向かうところあたりに、カレー天国と呼びたくなる交差点がありますよね。ココイチとSAMAがあって、まだ一度も行ったことはないけど、スープカレー&カレーラーメンの看板を掲げた店があるんですよね。素晴らしいですね。
さて、今は引き続き温室で宿根草の手入れをしております。
毎年恒例でAから始めていますが、まだEであります。去年よりさらに遅れているようですね。でも花木や日かげは終わっているので、同じくらいかな。
温室は、曇っている日は寒いですが、晴れている日はだいぶ室温もあがるようになりました。といっても7度くらいですが、随分楽に感じます。相変わらず屋根には雪がたんまり乗っていますので、この程度ですが、保温効果もあり、植物の動きはまだまだ鈍く、燃料的に助かっているのも事実です。
PLANT OF THE DAY 19
Darmera peltata ダルメラ ペルタタ
こちらがダルメラの花。春に地面から花茎が伸びて半球状の房になってこのように咲きます。葉が開く前に花だけが咲く様子は、やはり異様な感じがします。↓↓↓
こんな感じ。
そして、花が終わる頃から葉が広がり始めますよ。↓↓↓
これはこれでいいですよね。出るぞ、って感じで。そして、それがここまで大きく開くのです。↓↓↓
存在感がありますね。大好きすぎて、何度もブログに挙げております。左右のアムソニアやゲラニウムの花を引きたてながらも、自分も目立ちます。一見、好みではないなと言う植物も、好きな植物をよりよく見せるという意味で、使うとよい場合もありますよね。僕の場合は、これが好きですが。
日当たりが良い方が好きみたいですが、半日陰でも十分育つと思います。やや湿った土を好みます。春から秋まで楽しめる宿根草は花壇にとって貴重です。これだけ存在感があれば、庭のデザインにとっても貴重な素材です。ちなみに秋にはこうなります。↓↓↓
(写真は全てイコロの森ボーダーで撮影)
今年はもう一か所植えてみたいな。