昨日は名寄サンピラーパークで、夏花壇の管理について話をしてきました。
考えてみたら、イコロの森以外の場所で、植物管理の話をさせていただくのは
初めてで、緊張でシャツの中はびちゃびちゃとなりました。
お集まりくださった方々、ご準備いただいた関係者の方々に感謝します。
このような機会をいただけて光栄でした。
サンピラーパークの宿根草花壇も、しっかりと管理されていて、きれいでした。
見られて良かったです。
やさし~い雰囲気漂う植栽の設計は元GIHの村田さんです。
すごくいい雰囲気です。
黄色や白を基調にしたベッドです。
さらに進むと初秋の雰囲気まんまんの花壇もありました。
咲いている花と、終わって種になったものといい感じでマッチしてると思いました。
勉強になります。
と、イコロに帰ってきたのですが、ここでがっかりなお知らせがスタッフから。
ナーサリーのストックヤードにあるホスタとバラがウサギに食べられてしまいました。
去年は鹿の被害にあったので、今年は鹿対策ネットを設置してすっかり安心しきっていたのですが、
やつらのことを忘れてました。
とりあえず、留守中のボスとムラさんへ、心の準備のために一枚アップしときます。
漂う、やつらの糞臭。
イコロでウサギ剪定といえば、ほかに食うものがない冬ばかりと気を抜いていました。
ひとまず、ウサギがぶつかる高さに一段、電気柵を増やしてみましたけど、
ここにイイもんがあると覚えられてしまったので効果は薄いかもしれません。
先日お伝えした、謎の物体の続報です。
写真をアップすることで、どなたかが答えをくれるかと期待しておりましたが、
残念ながら皆、「なんだろね~。」「まだいます?」といった感じで首をかしげるばかりで、
未だに生物なのか、その前段階のモノなのか、それとも生物が分泌または排出したものなのか、
あやふやなままとなっております。
みっちー先輩も気にしていたようなので、その後の様子を見に行くと、なんと。
雨に流されてしまったんでしょうか。半分以上、融けて無くなってしまっていましたよ。
中の金粉も見えず、貧相になってしまいました。
一体なんだったのか、謎は深まるばかりです。
本日は天候にも恵まれ、快晴のイコロの森では、
「第一回 藤川志朗先生の上手に描かなくていいスケッチ教室」が開催されました。
最初の僕のグダグダなあいさつは、ローズトレーニングから一向に進歩を見せませんので、
軽く流していただき、本番の教室はきっと有意義であったと思います。
講座終了後、みなさんが「楽しかった~」とイコロハウスに戻ってきてくれたので、
これは第二回がいつかあるでしょう。来年かな。
ちなみに、明日は「大雪 森のガーデン」で行われるそうですよ。
【忘れ物のお知らせ】
きっと今日の教室にご参加いただいた方の忘れものだと思います。
お心当たりの方は、お電話ください。とっておきます。
イコロハウス前の花壇のベルゲニアに付着する奇妙な物体。
質感としてはゼリー状(触ってないのでわかりませんが)、形は芋虫のようです。
撮影から3日たった今もその場所から動いていないので、やはり何かの卵でしょうか。
ガチャピンみたいなしわが芋虫のようですが、
中の金粉のようなモノのおかげで清涼感のある高級和菓子のようにもみえます。
今日はボスとレストランガーデンとメイン通路の境界にある生垣の剪定。
新しく購入した脚立も活躍し、サクッとゆるめにやりました。
この生垣は、いろんな樹種が混ざっていますので、なにかとピシーッとなりませんので、
頭もなんかゆらゆらしてますが、すっきりはしました。
向こうの樹木の頭が、きれいに見えるのはなんか気持ちが良いです。
ちなみに、この生垣には、カツラ、サラサドウダン、アロニア、タニウツギ、アキグミ、などがあります。
そこで、今日は生垣いろいろ。
目的や樹種、高さや幅や剪定方法、生態系など、生垣にまつわる興味深い話題は尽きませんが、
とりあえず、手元にあってすぐに見つかった生垣の写真をご紹介します。
Carpinus betulus (セイヨウシデ)
落葉高木の生垣。下半分には枝がないのが特徴ですね。下半分の風景を切りとる
フレームのようになっています。
Taxus baccata (セイヨウイチイ)
イチイは北海道でも定番ですが、バシッときまるとかっこいいです!
Berberis thunbergii f. Atropurpurea (メギ ‘アトロプルプレア’)
メギは鋭いとげがありますので、防犯上もよろしいかと思います。
また、枝が伸びるとカチッとした生垣と違い、インフォーマルな雰囲気になります。
Buxus sempervirens (ボックスウッド)
背の低い生垣として、花壇の縁どりなどに。ちなみに、奥のツルマサキも同様な感じですね。
どちらも、北海道でイケる場所と厳しい場所がありますので、ご注意ください。
Prunus cerasifera cv. Pissardii (ベニバスモモ ’ピッサルディ’)
イコロの生垣同様、花が咲く樹木でやる生垣は好きです。
番外編。
こんな生垣もありますよ。コッツウォルズの街並みから。
有機的なラインが特徴。いやぁ、ほんときれい。
まだまだ、いろんな生垣の写真があるはずなので、いつかまた特集したいと思います。