完全に春という感じで、温室は全開にしても室温が下がりません。
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同時にバラと宿根草の裸苗が入荷したので、それぞれに分かれてポッティング作業を進めています。
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ところで、ウッドランドガーデンでは、伐採作業をNPOの「イコロの森を育てる会」の皆さんが進めてくれています。
夏の間に、処理する木にピンクテープを巻いておきましたが、今、改めてウッドランドガーデンに入っても、園路がどこかわからないし、すべて落葉して、夏の雰囲気つかめないので、やはり夏にマーキングしておいて正解でした。
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今日は伐採木の搬出を、馬のナナさんの力を借りて行っています。
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育てる会の八木さん(通称キング)が上手にナナさんをコントロールしてます。この伐採した木の端っこをワイヤーで括り付けて、左に見えている黄色いプラスチックのカバーをカポッとはめて連結。あとはナナさんとキングが力を合わせて搬出します。すごいスピードと迫力です。
その様子を動画でインスタにアップしましたので、ぜひご覧ください。
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現場では10代の少年もボランティアで大活躍。二十歳前後の若者たちが、ちゃんと技術を継承し、活躍しています。ついでにいうと、ナナさんは来月に赤ちゃんが生まれるそうですよ。新しい世代。明るい気持ちになりますね。
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運び出された木は、薪になったり、ワークショップの資材になったりします。
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この作業、このように雪がある方が、馬にとってはやりやすいようです。摩擦が少なく、楽なんだそう。ワイヤーなどの道具も傷みにくいので、良いらしいですよ。
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重機を使うとなると、重機が通るための作業通路を確保しないといけないけれど、この方法だと、木と木の間を上手に馬が走っていくので、必要以上に樹木を伐採しなくて済みます。もちろん、その分の化石燃料は使わないので、エコでもあります。(チェーンソーは使う)
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今、林業は機械化、効率化が進んで、結構おいしい職業になっているそうですよ。テレビでやってましたが。労働力の減少で、森林が放置されて、環境が維持できなくなることを思うと、そういう進化は今後ももっと必要だと思います。
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一方で、イコロの森のような規模やスピード感で許される場所では、このような方法で森林管理がされているというのも、意義深いことだと思います。それを担っているのが、若い方たちだったのが、なんかいいですね。
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さて、イコロの森内のガーデンカフェ「チセ」では、今日もお菓子が焼かれています。
コリアンダーチョコのスコーンと、かぼちゃ&プラリーヌ(って何?)のスコーンを購入しました。全部欲しかったんですけど、健診の数値悪くて、洋菓子食べすぎ注意なんですわ。つまらんなあ。
札幌の寿珈琲で買えるようです。オープンしたら、もちろんイコロでも。待ちきれませんね。お楽しみに。
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ではよい週末を。
おとなのあきじかんが終わり、一瞬ぼーっとしてみたところ、すぐに冬が近いことに気がついて、目下冬囲いの巡業に出ている最近です。同じ品種の植物でも、地域によって季節の進み方が全く違うので、それらを楽しんでいます。
「今年は雪が早いのでタイヤの交換はお早めに」と言われると、植物の冬支度も焦りますが、行く場所行く場所で、まだまだ花も緑もきれいだったりして、処理するのを少しためらいます。でも、数か所の現場とイコロの冬支度などなど調整すると、なかなかちょうどいいタイミングで伺うことも難しく、仕方ないです。
■レストランガーデン
ボーダーのホスタ ‘ハルシオン’(Hosta ‘Halcyon’)は、あの何とも言えないブルーグレーの葉がすっかりこんな感じになってますが、これもまたかっこいいな。と思います。
さて、今年の営業も残りわずか。明日は日曜日ですから、最後のイコロをぜひお楽しみください。
コーヒースタンドでは、最後のスープ・オブ・ザ・デイ。今週はスパイス効きまくりの黒豆のカレーを準備しています。あ、でも辛さは控えめですよ。カレーですから当然ライス付きで腹も満たされます。
それから、シーズン営業終了後の11月3日(祝)文化の日は、札幌のマルヤマクラスに再び参ります。球根の販売とワークショップを行いますよ。まだまだ球根の植え込み間に合いますし、ワークショップでは実際に植木鉢に植え込みをしていただきます。お時間ある方はぜひ、お越しください。
‐球根の植え方を学ぼう‐
■日時:11月3日(木・祝)
①11:00~ ②13:00~
■場所:札幌 マルヤマクラス2階エスカレーター前
■参加費:1,500円 材料(植木鉢、球根など含みます)
■定員:20名
シーズン営業終了後も、こんな感じで、ぽつぽつとどこかで商売しています。まめにウェブサイト、SNSのチェックをお願いします。
今週末のスープは「3種の野菜とサーモンのスープ」です。
今回の食材は大変贅沢。
浜中町産のサーモンと網走産のキャベツ。そして北あかり。牛乳や豆乳も入っていますがもちろん北海道産。北海道の人のやさしさと思いやりがいっぱい詰まって成立したスープです。道外出身者の私たちにも染み渡ります。
数ヶ月頑張ってきたスープ作りも残りわずか。大変勉強になりました。料理についてはもちろんですが、食材の調達や、提供方法ほか、なにもかもです。
来週は、「おとなのあきじかん」ということでスペシャル版、スープ部の集大成となるメニューですがその前に、こちらをご賞味ください。食材をご提供いただいた皆さんのやさしさがいっぱい詰まっています。
ようは、野菜のポタージュってことです。今週末のスープ。
にんじん、じゃがいも、セロリのスープです。
明日も明後日も500円です(パン付)。ガーデン散策の後に、すこしあったまって帰ってください。撮影後、試食と称して、青空のもとで頂きました。最高。
さて、ボーダーでは薄い紫色の花がたくさん開花しています。
映っているのは、左上がアスター(Symphyotrichum)、右下がコノクリニウム コエレスティヌム(Conoclinium coelestinum)です。どちらも淡い花色が真ん中のグラス、パニクム ウィルガツム(Panicum virgatum)とよく調和していると思います。この二種の花は随分前からボーダーにありますが、毎年きちんと楽しませてくれます。今朝、札幌に向かう道中、「道央道の法面にはユウゼンギクが少ないねー」と話していました。いつもはあったような気がするのですが、気のせいでしょうかね?ともかく、ここのアスターはいつもより大きく、花数も多いような気がします。
パニクムは、雨の重みでグタッと倒れたようになりますが、乾けばこれくらいは十分に戻りますので、倒れたものもそのままにしておけばよいと思いますよ。ふぁさ~っと穂と葉が広がって柔らかい印象です。
では、週末、お待ちしています。ぜひスープお召し上がりください!