イコロの森

イコログ

カテゴリー: PLANT OF THE DAYの記事一覧

2017

2.15


PLANT OF THE DAY
日記
コメント0

アスコット

今日は大変暖かく感じる一日でした。外での作業が、ほんの一瞬だけあったんですが、陽射しが注いで「あー、北海道でも2月に春っぽい日があるんだ」と思いました。鳥もたくさん鳴いてました。ちょっと嬉しかったですね。

 

まだまだ冷える日、雪の日が当然あるだろうけど、こうやって行ったり来たりしながら、少しずつ季節が進んでいくんですね。わざわざどこかに行ったりしないでも、こうやって季節の微妙な変化に気づける環境にいられて、しかも、その季節に合わせて生活していられるのは幸せなことです。

 

 

PLANT OF THE DAY 20 

Euphorbia x martini ‘Ascot Rainbow’  エウフォルビア x マルティニ ‘アスコット・レインボー’

明るい黄色の斑入りの葉が鮮やかな品種で、花(萼)の方まで続いています。常緑のユーフォルビアで、春からシーズンが終わるまで葉を観賞できますので、ロングランの寄せ植えなどにも向いていますね。写真右側に花がありますが、花が終わったらこの茎をなるべく株元近くから切り、花が咲いていない茎を残します。これを雪の重みや寒さから守るのが北海道では大変だと思いますが、鉢植えだと簡単に避けられそうですね。花は春の終わりごろに咲くはずですが、なぜかこの写真は9月の写真です。輸入して初めての年だったから、茎の成長の感じとか、いろいろ狂ったんだと思います。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.09.16)

 

ちなみに、茎を切ったときに白い液体が切り口から出てくると思います。これは多くのユーフォルビアであるのですが、直接触れるとかぶれてしまうので、ご注意ください。ユーフォルビアは非常に多くの仲間があります。観葉植物のミルクブッシュ(Euphorbia tirucalli)もそうで、まさにこの白い液体が由来でミルクブッシュと呼ばれるのではないかと思いますよ。また、ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)もユーフォルビア属であります。そう思うと、「エウフォルビア」という名前にも少しはなじめませんか?

 

さらに、品種名にある「Ascot(アスコット)」はあの、イギリスの有名な競馬場があるところの地名でもあります。(この品種はオーストラリア作出らしいのでそっちのアスコットではないかと思います。)僕が働いていたウィンザーグレイトパークのすぐそばでして、ちょっと高級スーパー「Waitrose」に行く場合はこの町へ行ってました。たまに電車で遊びに来る友人とアスコット駅のパブで飲んでました。初めて蜂に刺されてアレルギー反応が出てしまったときに運ばれた病院もアスコットでした。どうでもよい話ですね。アスコット・レインボー。良い名前です。

2017

2.9


PLANT OF THE DAY
日記
コメント0

カレー天国

ココイチがロンドンに出店するらしいですよ。ただでさえ、うまいカレーがいっぱいあるロンドンで、とうとう日本風のカレーまで食べられる日が来るんですね。カレー天国ですね。ロンドンは。カレー天国と言えば、札幌南インターを出て、新札幌の方に向かうところあたりに、カレー天国と呼びたくなる交差点がありますよね。ココイチとSAMAがあって、まだ一度も行ったことはないけど、スープカレー&カレーラーメンの看板を掲げた店があるんですよね。素晴らしいですね。

 

さて、今は引き続き温室で宿根草の手入れをしております。

毎年恒例でAから始めていますが、まだEであります。去年よりさらに遅れているようですね。でも花木や日かげは終わっているので、同じくらいかな。

温室は、曇っている日は寒いですが、晴れている日はだいぶ室温もあがるようになりました。といっても7度くらいですが、随分楽に感じます。相変わらず屋根には雪がたんまり乗っていますので、この程度ですが、保温効果もあり、植物の動きはまだまだ鈍く、燃料的に助かっているのも事実です。

 

PLANT OF THE DAY 19 

Darmera peltata ダルメラ ペルタタ

こちらがダルメラの花。春に地面から花茎が伸びて半球状の房になってこのように咲きます。葉が開く前に花だけが咲く様子は、やはり異様な感じがします。↓↓↓

 

こんな感じ。

 

そして、花が終わる頃から葉が広がり始めますよ。↓↓↓

 

これはこれでいいですよね。出るぞ、って感じで。そして、それがここまで大きく開くのです。↓↓↓

 

存在感がありますね。大好きすぎて、何度もブログに挙げております。左右のアムソニアやゲラニウムの花を引きたてながらも、自分も目立ちます。一見、好みではないなと言う植物も、好きな植物をよりよく見せるという意味で、使うとよい場合もありますよね。僕の場合は、これが好きですが。

日当たりが良い方が好きみたいですが、半日陰でも十分育つと思います。やや湿った土を好みます。春から秋まで楽しめる宿根草は花壇にとって貴重です。これだけ存在感があれば、庭のデザインにとっても貴重な素材です。ちなみに秋にはこうなります。↓↓↓

(写真は全てイコロの森ボーダーで撮影)

今年はもう一か所植えてみたいな。

2017

1.31


PLANT OF THE DAY
日記
コメント2

安全祈願

昨日は、とある建設会社の「安全祈願祭」というのに出席してきました。建物周りの植栽や造園工事をやらせていただいている関係で、工事などの時に事故やけががないよう、お祈りします。初めて出席することができました。勝手がわからず、あたふたしたり、前の方で行われている一部始終を首を伸ばしながら興味津津で見てきました。

 

僕たちはイコロの森以外でも、一般の住宅や公共の施設、店舗などの植栽工事をやらせていただいていますが、ホームとは違う場所での作業、特に重機やトラックなどを使う場合は色々と配慮が必要です。これまで大きなけがをしたことも、させてしまったこともないですが、気を引き締めて、今年も頑張りましょう。

ちなみにイコロの森で、今までで最もテンパッたのは、やはり蜂ですかね~。今年も気をつけましょう。

 

 

PLANT OF THE DAY 18 

Hosta ‘Bridegroom’  ホスタ ‘ブライドグルーム’

わりと小さいホスタです。葉がツイストして、先端がツンとがって空に向かって立っているのが特徴。いつも新しく苗を注文するとき、リストにある名前をGoogle画像検索して、まず見た目を確認→耐寒性を確認→詳細確認、って感じで良さそうなものを候補に挙げていくのですが、画像検索をしたときに、なんかかっこいいなと思って入荷したものです。それなのに、現場でもガーデンでも使ったことなかったなーと反省。今年はボーダーの、ちょっと日かげの緑の葉のコンビネーションがきれいに出来上がっているエリアに追加してみようかなと思います。他のホスタ同様、半日陰か日かげの方が葉はきれいでしょう。土はやや湿っていても良いですが、水はけは良い方がいいでしょう。根は強く張り、法面などにも利用できそうです。

ブライドグルームというのは花婿の意味らしいですよ。なんでこのホスタにこの名が付けられたかは不明ですが、結婚式のアレンジや、花婿の胸に付けるあれとかにも使えますね。(写真:イコロの森 ナーサリー/2016.06.15)

 

2017

1.25


PLANT OF THE DAY
日記
コメント2

3等

お年玉つき年賀はがき、3等が1枚、当たっておりました。ありがとうございます。

 

  昨日は3人で旭川へ行ってきましたよ。 上川地方のガーデナーのみなさんの勉強会に参加してきました。今回はお招きいただいて、3人でイコロの話や、いままで経験してきたことなどをお話しさせていただきましたが、こういう機会をつくって前進している皆さんを尊敬しました。大変貴重な時間でした。ありがとうございました。  

 

しかし、昨日の朝の寒さはすごかったっすね。 自分のマンションの駐車場では、ようやく日が登ろうとしている感じで、空がすごいきれいでした。旭川までの朝のドライブも最高でしたよ。寒さと天気の良さで、どこもかしこも絶景でした。たまに外出するときにこんな天気で、いいもん見せてもらいました。  

 

週末から外出がつづいてて、今日は久々に温室での作業でしたが、我々の温室はやはり寒いですね。体冷えたー。  

 

  PLANT OF THE DAY 17  Astilbe ‘Diamant’ アスティルベ ‘ディアマント’

写真下半分に写っている白い花がアスティルベ ‘ディアマント’です。アスティルベは草丈が30センチくらいから120センチくらいのものまで種類があります。また花のつき方も、みっちりつくものから、控えめでさらりとしたものまで、様々です。花色もピンクや赤の様々なトーンの色と白花があります。ディアマントは中くらいの草丈で、花は割とたくさん、みっちり咲きますが、花穂は上に向かってシュッとしていてかっこいいです。日かげでこの白い花が咲いていると、はっとするくらい美しいです。大変育てやすいです。(写真:イコロの森 ホワイトガーデン/2013.07.19)

2017

1.10


PLANT OF THE DAY
コメント0

Molinia caerulea

昨日は雪ではなく雨が降りました。寒さも一瞬ですが、ほんの少し緩みましたね。

しかし、温室の屋根の雪はあまり解けず、相変わらず暗い。ですが、室温は安定しております。

冬籠りの状況も毎年安定のルーティンになってまいりました。

 

 

PLANT OF THE DAY 16

Molonia caerulea  モリニア カエルレア

写真後ろの左側のグラス。アーチ状に広がる葉はかなりこんもり茂り、グラウンドカバーになります。一方、すらりと伸びた穂は、いわゆる「ふわふわ」とか’ブラシのような’感じでなく、主張しすぎず、風に揺れます。穂は背が高くなり、150-180㎝くらいでしょうか?このように花壇後方にあっても当然良いですが、あえて前の方に植えてリズムをつくるのもよいですね。園路近くに植えると、例の穂が歩いている人の顔の辺りにゆらゆらと近づいてきます。邪魔だと言われればそれまでですが、そんな風にあえて体に触れるように植物を配するのも良いのでは?(と、ファーガス先生が言ってましたね。)イコロハウスの角にもあって、よく来園された方に「これなあに?」と聞かれます。大株になったら株分けできますが、かなりパワーが必要かもしれません。のこぎりを使うくらい。ただし、邪魔にならない限り株分けしなくても大丈夫でしょう。無駄に増えたりしないので、メンテナンスフリーで長く楽しめます。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.08.10)