イコロの森

イコログ

2020

12.17


日記
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アコニツム

ようやくうっすらと、朝は雪が被っていました。ほんとにうっすら。一センチもないくらい。一方で、たくさん積もっているところもあるようで、そちらは大変な思いをされていると思います。

さて、今日は温室での作業に合流となりました。

ポット苗の手入れはすでに始まっています。

改めまして、流れを説明いたしますと、今年販売していたポット苗をひとつひとつ、根を見ながら、①株分け⇒ポッティング②ゆるめ(より大きなポットへの植え替え)③土の交換(土を一回落として新しい土で植え替え)のいずれかを行っていきます。根の成長がゆっくりで且つ雑草の混入、病虫害が見られないものは④表土のみ交換をする場合もありますが、その数ざっくり15000。プラス花木もあるよ。これが我々の冬ごもり。今年は旅行にも行けないし、帰省も微妙だし。気長にやります。

さて、今日は日陰部門をやっています。

Aconitum carmichaelii ‘Arendsii’

真ん中にあるのが、今年開花した茎でその元に去年植えた根があります。そしてその周りに衛星のように次世代の根がポコポコとできています。親はもう子供に栄養吸い取られてほぼ役目を終えてる感じですが、親を中心につながってます。なんか家族の在り方とか絆って何とかを問いかけてきますよ。

さておき、これは立派に育っているので株分けすることに。次世代の根は簡単に親からもぎって取ることはできますが、一つ一つやっているとすごく小さいのもあるので、こんな感じで親を二つに分裂。(擬人化してしまって変な気分)

ひっくり返すと

こんな感じです。

このあと、アコニツム他に2種やりましたが、根の様子は全然違いましたね。写真撮るの忘れました。

いずれにせよ、アコニツムは毒性が強いので、取り扱いは要注意です。しっかり手袋して素手で触らず、作業後は手をしっかり洗います。

一方花は大変美しく、秋深まったころに庭を彩ります。

午後は久しぶりに設計案件でZoom会議。これに関しては、今年ずいぶん普通のミーティング形式になり、北海道のように商圏が広い地域では助かってます。

2020

12.16


ガーデン
日記
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-13℃

今朝は-13℃。冬ですね。去年と同じく、今年も雪がないので、また心配でもあります。これが普通になっていくのかな。おかげさまで庭での作業期間が長くなっているのはありがたいけれど。

朝の庭はスパークルでした。カメラを持つ手は感覚がなくなりました。

今日は先日集めた森の入り口の枯れ枝をまたまたチッパーにかけて園路整備の続きをしました。35メートルくらいに伸びましたよ。

2020

12.14


ガーデン
日記
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森の入り口

随分気温が下がり、レストランガーデンの池はカッチコチになりました。なので、氷上刈込Ⅱ。

Before
After

すっきり。まわりにワタがたくさん飛んでいます。氷の上にも。

雪のようだが雪ではない。

このあと、この後ろのホップやギンフミズキなどを整理。

午後は森の入り口の掃除をしました。

ホワイトガーデンを抜けるとウッドランドガーデンへ続く園路の入り口があります。落葉してしまうとこんな感じですが、夏場は鬱蒼としていて、怖くて入れない方も。ピンク印はとりあえず間伐予定(雪が積もったら馬搬で行う予定!)ですが、それだけでは解決しそうになく、とりあえず、落ちた枝や数年前奇跡の開花を楽しませてくれたササの残存を取り除いてみることにしました。

自分なりに、園路からの距離をざっくり決めて、ハサミを使わずに取り除けるものだけ取り除いてみようと決めました。

う~ん。写真では成果がわかりずらいですが、まあまあきれいになったと思います。入って右側は、フクジュソウが自生しているエリアです。春、楽しんでもらいたいので、そっちをメインにやりました。

今から楽しみですね。

2020

12.13


ガーデン
日記
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始末の快感

今朝は昨日のナチュラルGの続きから。

割と大きな枯れ枝がそのままなので、朽ちて落ちてくる前に処理。かなり垂れ下がっていて、景観も邪魔していたので、ようやくできてよかったです。

対面のロックガーデンも背景に植えた花木が成長し、ロックガーデンなのにかなり日陰になっていたので、少し切り詰めました。春に開花する花木、もう花芽もいっぱいついていたので、気持ちだけにして、できれば開花後にもう一回やりたい。

そして、昨日からの作業で出た枝をカートに乗せて、ウッドランドGへ。

私もマルチチッパーを初体験。園路の整備をしてみました。

こんな感じでセッティング。チッパーの吹き出し口を整備したい位置に。

こんな風に根がボコボコ浮いてきているので、歩きづらくなっています。園路全部は到底無理なので、見た目は変かもしれないけど、こういう場所だけめがけてとりあえずやれればと。

そして、こうなりました。

すごいですねえ。まあまあ太い枝(直径3-4cmくらい?)も粉砕できるので、剪定した枝もずいぶん片付きました。チッパーのこっちとあっちではまるで違う世界です。

Before
After

ざっくりカート三台分が1メートル幅の園路で10メートルくらい。でも剪定したすぐ後に、園路整備に活用できるというスピード感は充実感につながります。始末の快感がありました。

2020

12.12


ガーデン
日記
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Kolkwitzia/Kerria

今日も剪定の続きをやらせてもらいました。

ショウキウツギ Kolkwitzia amabilis

2年目の枝に花をつけるので、本来花後に剪定して新梢を勢いづかせた方が良いと思いますが、花後の様子も好きです。

そしてヤマブキKerria japonica

Before
After

わかりにくいですが、こちらは枯れ枝のみ切りました。これもやはり花後に開花した枝を切っておくと新梢が勢いよく伸び、翌年の花付きが良いよう。でも、どちらにしても花はたくさん咲きます。秋~春まではフレッシュな緑の枝がカラーステムとして鑑賞できます。

シンプルで素朴な雰囲気の植物が好きなのですが、ヤマブキに関してはイコロにあるこの八重咲きの方が好きです。

そのあとはナチュラルGの方に向かって、落ちている枝や枯れ枝の剪定をしながら進みました。シャクナゲや、ジューンベリー、ウコンウツギなども枯れ枝、邪魔な枝、開花した枝を落としたりするなど、目につくものを、さらっと大雑把にやりましたが、それだけでもすっきりするもんです。