イコロの森

イコログ

2020

3.4


日記
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温室の花

冬の前半は雪がない、雪がないと言っていましたが、ここにきて、最近普通に降りますね。屋根に程よく雪が乗り、気温も少しずつ上がってきているので、温室とはいえゼロ℃設定のボイラーはここ数日まったく稼働せず、日も当たらず、ややサムです。

でもここに至るまでの陽気のおかげもあり、温室内では春の花がぽつぽつ開花しております。癒されますね。

Helleborusの実生

どんな花が咲くかわからない、実生のヘレボルス。とりあえずこのポットではきれいなピンク色の八重が咲きました。他のポットではどんな花が咲くのか、楽しみにしています。

Primula vulgaris

Hepatica transsilvanica ‘Blue Eyes’

Pulmonaria ‘Sissinghurst White’

ディクスターのメスルームにて、誰かが雑誌を読み上げ、「世界で最も美しい庭の一つ、シシングハースト」というと、誰かが「誰が言ってんだ、こっちの方が美しい!」。もちろん、ディクスターも同じように形容される庭。どっちも素晴らしいですからねぇ。ということで、このプルモナリア ’シシングハースト・ホワイト’は今年のおすすめの一つです。

〈おまけ〉

若年層が知らぬ間に感染を拡大している可能性が高いというので、40代は若年層にはいれてもらえないらしいが、一応気を使ってみてます。さすがにここでは必要ないかと、事務所に帰るときに装着するため、とりあえず干す。貴重ですからね。まさに10年以上前からある弊社の備蓄が掘り出されました。助かってます。

2020

1.4


ガーデン
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氷の庭

今日は記録をとらねばと思い、カメラをもって庭を回りました。雪がなくて、庭を眺めていると、まだまだ剪定したい木がありますね。気になりますが、温室も事務所もやることいっぱいなので。

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日陰の部分にはうっすらと雪があります
株周りはカチコチに凍っています
植え床よりやや低い園路もツルツルです
ピカピカの氷の上を歩きます
ボーダーの芝生も氷に固められてます

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今後どうなるんでしょうか。雪は降るのかなあ。どんな春になるのか、やや不安です。

2020

1.3


ポルトガル
日記
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いまさらマデイラ

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年は、色々と奇妙なこともおこりましたが、全体としては良い年だったと思っています。今年もどうぞよろしくお願いします。

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今年はこの時点で積雪ゼロ。今日、ガーデンをぐるっと回りましたが、この時期に庭を歩ける時点ですごい不思議な感覚です。いろんな植物、大丈夫かなあと心配しております。勝手なもんです。

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写真もなくスイマセン。

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ということで、去年の心残りと言えば、マデイラのまとめをしていないこと。いろんな植物をみて、本も買ってきたのに、全然整理していないという。。。

せめて、みなさんに写真をご覧頂いて、成仏させたいと思います。いまさらですが、去年の三月の旅です。

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宿からの眺め
植物園
ロープウェーから景色を眺めたり
こんなところにあるバス停で一人ポツンと1時間くらい待ったり
落石の瞬間を目撃したりしました。

落石ってすごい音ですよ。ここは普通の観光地だったんですけど、危険なんですね。

落石が起こった崖の下にある街。大丈夫だったのかな。
レストランからの眺め

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一番興奮したのは空港近くの道路の法面ですね。

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こんな感じですいません。これですっきり、去年のことはしっかりしまって、2020年も楽しみましょう。

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よろしくお願いします!

2019

11.29


日記
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褒美の時間

今日はずっとやりたかった花木の剪定をやらせてもらいました。毎年、この時期、契約先の冬囲いと、イコロの雪までに絶対やらなきゃいけないことをなんとか終わらせると、本格的な雪までの間、いつも気になってるけど出来なかったことをやれる贅沢な時間がやってきます。ちょっとゆったりした気持ちで作業に入ると、いろんなことに気がつくし、アイデアもわくし、大変貴重です。シーズン終わりのちょっとした褒美のような時間です。

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これまで、いろんな場所で、様々な経験ある方たちに教えてもらってきましたが、圧倒的に経験が足りてないと思うことの一つが剪定です。いろんな方の考え方や方法、本で読んだメソッドなど、頭に何となく入っているものの、自分でプランを立ててやる剪定は、数をこなさないと難しいなと感じます。

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越年枝に咲くもの、当年枝に咲くもの、形を整える剪定、間引く剪定、本来の剪定適期などなど。

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いろんな方の声を思い出します。「とにかくよく観察すること」「いろんな角度から見ること」「頭がつかれたらちょっと休むこと」「のめり込みすぎないこと」「えんぴつ・わりばし・やきとり」「科学的に」などなど。

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目の前の樹木にはどの方法をつかうのがいいのか考えてやりますが、今日やっていて、改めてわかった、剪定な重要なコツは「こころを強く持つこと」ですね。やってるうちに、不安になってなんとなく戦略が変わってしまいます。だからぶつぶつ唱えながらやるのかなあ。。。

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とにかく、園芸は結果が出るのが何でも先。それを考えながらの作業は醍醐味でもありますが、「経験」に焦点をあてると不利ですね。料理だったら毎日トライアンドエラーが出来るのに、園芸はだいたい年一回。なるべく多くの種類と数の剪定をして、来年どうなるか観察したいと思います。本や先輩がたから教わった方法をもとに、限られた条件の管理体制、この場所、気候、コンセプトにあった最適な方法をみつけたいですね。この木にこんな時間をかけて意味あるのか、とかね。。。

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Rubus phoenicolasius

エビガライチゴはJapanese wineberryとも呼ばれますが、好みのカラーウィンターステムの一つです。赤い茎にある細かいとげに霜がついて朝陽に照らされる瞬間は最高です。アーチ状に噴水のように広がる樹形も良いです。地面に枝が触れるとそこで発根して、どんどん増えるので管理は必要ですが、丈夫で育てやすく、法面などにもよいと思っています。ラズベリーのような実もなります。売れると思って、ここから掘ったモノをナーサリーで販売してみましたが、全く売れませんでした。残念。

2019

11.23


日記
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アンコール

冬囲い行脚はそろそろ終了となり、いよいよイコロの冬仕度作業に入っています。今日はローズガーデンに堆肥を撒いて、動物よけのネットを張りました。

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数日前には駐車場周辺の林のササ狩りを行いました。イコロの森の敷地内ではNPOの団体の方が活動をしていて、子どもや海外の方を自然に近い環境で遊ばせたりとか、いろんな活動を行っているのですが、馬搬用の馬も飼っています。先日ササ狩りしたエリアにもシーズン中に林間放牧を行ってもらい、下草をむしゃむしゃと食べてもらっていたので、今年は楽チンでした。ただ、林床には残したい自生の植物もあります。熟練ガーデナーのように選択的除草をしてもらうわけにはいかないので、ちょっと気になっていたのですが、シダ類やナニワズ、フッキソウは食べられていない様子でした。

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ちなみに、NPOの方の観察によると、イコロの森の林床では、「 笹(好物)→ヨモギ(一応、食べる)→フキ(灰汁が強く好まない)→シダ(腹痛おこすので食べない) 」の順で食べているようです。ただし、笹は葉っぱのみで茎は食べないみたい。なので、人間が刈払機で刈ることになりましたよ。

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ちなみにこの馬の糞は、野積みにして、定期的に切り返し、堆肥化できたら庭に利用する、という算段です。笹を一杯食べて、いい感じの糞になればいいですね。ついでに、庭から刈り取ったオーナメンタルグラスがもしお口にあうのならば、ぜひお勧めしたいとたくらんでいます。さらに、堆肥化にあたり、園内で発生する新たな素材を投入することになりそうですよ。 自然のエネルギーを使った林床管理と植生の保護、発生材のガーデンへの利用。まさに 完全循環型。理想です。

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さて、昨晩は北海道で初めて「Five Seasons」が劇場で上映されました。我々もシアターキノへ向かいましたが、大好評の満員御礼で見られませんでした。中華をめたくそ食って、酒飲んで帰りました。でも、たくさんの方に見ていただけて、大満足です。大変うれしいです。しかも!アンコール上映が決定しましたよ!高画質観賞のまだチャンスがある、というわけですよ。

シアターキノのボードにピート氏の顔が!

アンコール上映日は12/2(月)。上映時間は11/26(火)に決定するそうです。昨日見られなかった方、リベンジしましょう。

ちなみに、大分の日田リベルテさんでもアンコール上映決まっています。九州の方はそちらへ。

「Five Seasons」上映日程