一昨日は豊平公園で初めての宿根草の講習。
これから10月まで月に一回、続きます。半年間の講座を、よりリアルに学んでいただきたいと考え、公園に小さな花壇を一つ作っていただいて、そこに宿根草を植栽をしましたよ。昨日は、植栽デザインから植えるところまでの話をしようと思ったら、初回なのに話すことがたくさんありすぎて、皆さん、少し疲れさせてしまったかもしれませんね。でも、まだまだ、植える前に考えることはたくさん。特に土作りの質問は講習後もありましたので、次回は少し土作りの話もしたいと思います。
昨日の講習後、花壇の植栽を職員の方と共に済ませました。次回からは、この花壇がどうなるのか、どういう手入れをしていくのか、というのも見ていただきたいと思っています。お楽しみに。
■PLANT OF THE DAY 31
Lamprocapnos spectabilis ‘Gold Heart’ タイツリソウ ‘ゴールド・ハート’
タイツリソウの黄金葉品種。写真の左奥の葉がそれです。花色はピンクと白の例のアレです。季節が進むともっと明るい黄金色ですが、今の季節はこんな感じのちょっとくすんだ雰囲気なんですね。かっこいいですね。葉が黄金色で花は白とピンクという、かなり派手な品種ですが、花壇の中に取り込んでみるとよいアクセントになったり、意外となじんで見えたりするものです。ただ使いすぎは危険かもしれないですね。花はこれからあがり、夏以降は美しい葉がなくなって地上部から姿を消しますが、イコロでは去年は秋まできれいな葉が残っていました。今年はどうなんでしょう。また様子を見守りたいと思います。(写真:イコロの森 ボーダー/2017.05.07)
ご購入はこちらから→ランプロカプノス スペクタビリス ’ゴールド・ハート’
ところで、去年植えたボーダーもこのように葉が広がり始め、補植や移動をしたいと思う個所がいくつもあります。花壇がもりもりとなる前に済ませて、今年の景色を楽しみたいです。あ、楽しんでいただきたいです。
オープンの頃、深夜だったか、早朝だったか、寝ぼけながらテレビの音をベッドの中で聞いていたら、どっかの天気予報で、↑(タイトルご参照ください)のように言っていたので、小さくガッツポーズをしました。
ほんとにその通りになりましたね。今日は外出しましたが、道中、空港はちょっとした渋滞があったし、遊園地は満車っぽかったし、ラーメン屋にはすごい行列があって、「あー、人ってこんなにいるんだな」としみじみしておりましたが、今日はイコロも賑わっていたみたいです。天気も良かったから、きっと気持ちよく過ごしてもらえたな、と嬉しく思います。
大型連休、楽しんでください!僕たちもがんばります。
球根のポットディスプレイ。背景には庭に植えてあるスイセンとカラーバークが美しいミズキの枝、さらにその奥にはチオノドクサ(青花)が咲いています。春らしい色合いの春の道です。お待ちしております。
イコロの森 シーズン10が始まりましたよ。
2008年にオープンし、その時僕はまだいませんでしたが、今年は10年目のシーズンです。
天気も良く、暖かく、穏やかなスタートとなりました。みなさん、今シーズンもよろしくお願いします。
ウッドランドガーデンで、スノードロップ見ごろを迎えていますよ。月末までもつといいなあ。でも早めに、見に来てくださいね。今だけですから。
PLANT OF THE DAY 30
Cyclamen coum シクラメン コウム
庭で越冬するシクラメンです。とても小さいですが、花がたくさん咲くと華やかです。腐植を多く含む土が好みのようです。3年くらい前に球根でウッドランドガーデンに植えました。少しずつ増えているような気がします。スノードロップのところは秋にしっかり落ち葉を掃除するのですが、イコロはかなり火山レキが多い土壌なので、シクラメンのところは何となく残すようにしています。葉っぱがない方が健康的な気もするけど、こうして落ち葉の間から花をのぞかせる姿もよいです。庭に植える時はしっかり土壌改良して、植えればよいと思います。樹木の株元など、この季節に日が当たり、夏には少し陰になるような場所に植えるのがいいと思います。(写真:イコロの森 ウッドランドガーデン/2017.04.21)
今日は天気があれましたね。途中、某ホームセンターへ資材を買いに行った時、駐車場で向かい風により足が止まった瞬間がありました。夕方には風もだいぶおさまりましたが、また雨が降っております。
オープンまであと3日です。
PLANT OF THE DAY 29
Corydalis ambigua エゾエンゴサク
イコロの森のメインの駐車場の脇の林庄で見られます。せっかくだから有料エリア内の例えばウッドランドガーデンとかで見られたら雰囲気もあがるのにと毎年思いますが、北海道の皆さんは割とどこでも見られるらしいですね。本州からきた身としては、長い冬を越えたすぐ後だし、きれいなブルーで、ナニワズと同様ありがたがっております。秋に笹を刈るようになってからは少しずつ増えているような気がしますよ。駐車場から見られます。アスファルトより先は立ち入り禁止ですよ!
ちなみに、このコリダリス属の赤花種を毎年球根で販売。イコロの森ではかなり推しているんですが、なかなか浸透しない模様。花は終わりかけておりますが、ポット苗で春も販売します(Corydalis ‘G.P. Baker’ コリダリス ‘G.P. ベイカー’)。こちらもよろしくです。(写真:イコロの森 駐車場/2017.04.18)
日中は、とあるソフトの動作が悪くて、サポートセンターとメールのやり取りを何回かしながら、ぐつぐつとしておりましたが、これも新しく始まったオンラインストア運営をスムーズに進めるため。しっかりやらないといけません。頑張ってやってますので、ぜひ、オンラインストアご利用ください。
さて、夕方少し落ち着いて、みなさんよりも一足早くガーデンを散策。本日の作業を確認しつつ、オープンまでにやりたいことを考えつつ、独り占めできるガーデン最高っす。ウッドランドガーデンのキバナセツブンソウ(Eranthis hyemalis)、植えてから4-5年経ちますが、すごく緩やかに増えてます。やっぱり日当たりがよいコーナーは元気です。
植物というのは、いろんな思い出と結びつくものです。植物を見て、「あそこで見たなー」とか、「あの人が好きだっつってたなー」とか、「この作業の仕方、いろんな人に教わったなー」と、いろんなことをよく思い出します。季節が同じわけだから、当然と言えば当然だけど、全然遠い場所のことでも、その時の空気感がふっとよみがえりますね。春は特にありますよね。そういうの。庭はいいなあ。
PLANT OF THE DAY 28
Iris pumila イリス プミラ
花弁の真ん中にブラシのような毛がふさふさしているのが何ともいえないですね。背丈は10㎝程度でわい性のアイリス。きれいな紫色の花弁は濃淡があって、そのブラシ部分の藤色との相性も絶妙。日当たり、水はけ良い場所を好みます。イコロではドライガーデンで5月頃ご覧いただけると思います。黄色もありますよ。ジャーマンアイリスに似た根茎をもち、株分けの際は根の節でパキっとわけて、ひげが出ている面を下にして水平っぽく植えると容易ですよ。(写真:イコロの森 生産温室/2017.04.14)
(おまけ)
温室で開花した、Bergenia ‘Angel Kiss’ (ベルゲニア ‘エンジェル・キス’)
去年の輸入ですが、去年の花の記憶がないですが。さすがに輸入直後で花芽はなかったのかな。ほんとうにわずかだけピンクがかった、ソメイヨシノのようなきれいな花色です。
今年はみっちみちに花芽がついてます。葉もコンパクトで、いわゆる「ヒマラヤユキノシタ」とはイメージも違いますよ。ナーサリーでも販売します。オンラインストアでもご購入いただけます。
ご購入はこちらから