ずいぶん春らしくなり、オープンまで一カ月!森のオフィスもバタバタ、というか、なんか変な感じです。すいません。しっくりくる言葉が見つかりません。
冬籠りしていた僕たちですが、工藤の講習が各地で始まり、我々もうちあわせやらなにやらと、出かける機会が増えています。やはり今年のイコロの森は雪が多いと思います。
来週月曜日にはマルヤマクラスで講習&販売&相談会やりますよ。詳しくはこちらで。←クリック
今日は初めての方と、初めての場所での打ち合わせ。山道を走って、通り過ぎて、ダムにたどり着きました。ダムを見ていきたかったけど、時間がなかったのであきらめました。
今日の打ち合わせは庭の設計です。この度、これまでにイコロの森で施工させてもらった事例をウェブサイトにて公開することになりました。まだ少しですが、写真が集まったらもっとUPしていきたいと思っています。こちら⇒施工例ページ
PLANT OF THE DAY 23
Iris ‘Katherine Hodgkin’ イリス ‘キャサリン・ホジキン’
ミニアイリスの水色の花です。黄色や紫色の模様がエキゾチックです。
球根を取り扱うようになって数年、植えたものはどこもきれいに花を咲かせますので、きっと北海道の気候に合っているんですね。まだ他の植物が動き出す前に花を咲かせるので、どんなスタイルの庭にも利用できると思いますが、ロックガーデンやドライガーデンなんかは雰囲気出ますね。また、シラタマミズキやヤマブキなど、カラーバークをもつ低木の周りに植えておくのもいいんじゃないでしょうか?樹木も葉が開く前、花壇の奥の方に植えてもちゃんと観賞できますよ。球根のご購入はどうしても秋になります。花の季節は球根掘れないですから。でも、イコロでは芽出し球根(すでに開花しているが)をもっています。マルヤマクラスに持っていきますよー。他の種類ももちろんあります。宣伝でした。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.04.12)
今週は本当に暖かくて、温室での作業も本当に楽。あったかいってこんなに楽なんだなと、太陽に感謝。ところで、地球上に生きる全てのものは何らかの形で太陽のエネルギーをとりこんで生きているわけで、我々が日々、口にしているものは太陽エネルギーが形を変えているものにすぎないという考えから、太陽を眺めることでそのエネルギーを体内に取り込み、食事をしなくても生きられる(これを「サン・ゲイジング」というらしい)人がいるらしいですよ。ゴイスーですね。太陽もいいが、やっぱり食べたいよ。
ながらくかかった宿根草の手入れですが、とりあえずはグラスまで終了しました。随分かかってしまった気がしましたが、去年のブログみたらちょっと早く終わってます。でもこれには訳があるワケであり。。。
ま、とにかく一通り全ての種類は終わらせました。
明日も少し温室作業やりますが、その作業も済んだら、しばし事務仕事に集中したいと思っております。それはそれで、やることたんまりありますからね。
PLANT OF THE DAY 22
Sporobolus heterolepis スポロボルス ヘテロレピス
2016シーズンに最も好きだったグラスです。細い緑の葉は他のグラスにもまして、シュッとしています。緑も大変美しいし、草姿もきれいに収まっています。秋には葉が茶色くなりますが、なんとも言えないメタル感がたまりません。日当たり、水はけのよい場所が良いでしょう。ぱっと明るい赤やオレンジなどの花と組み合わせても良いし、白い花ともよく合います。他の違う形の葉をもつグリーンと組み合わせるのもよさそうですね。(写真:イコロの森 ホワイトガーデン/2016.07.02)
(こちらのページも覗いてみてください。)
先日の鳥ブログ以降、えさがなくなっても、たまに窓の近くの木に鳥が寄ってくるようになりました。ほんと、癒されます。
以前、タモさんが、「年をとってくると『花鳥風月』の順に良さが分かってくる。花を愛でるようになったら老いが始まってるってことだ」みたいなことを、江戸の園芸文化をめぐるブラタモリで言ってましたが、自分は花にかかわっているし、鳥がかわいくてしょうがない毎日。まだ若いつもりですが、すでに半分行っちゃってるので、あっという間にコンプリート出来そうです。
あ、ちなみに、ブラタモリと言えば札幌の回、なんと私たちがちらっと映っていることは誰も知らないでしょう。。。まあ、僕はほとんど映っていないですけどね。あれは素晴らしい遭遇でした。奇跡的に録画でもされている方は探してみてね。
PLANT OF THE DAY 21
Polemonium reptans ‘Stairway to Heaven’ ポレモニウム レプタンス ‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’
写真中央の薄い青い花。ちょっと花と葉が分かりにくいかもしれませんが、白い斑入りの葉をもちます。葉は割と早くから広がり、秋にはほんのり赤く染まるので、カラーリーフプランツとしてシーズンを通して楽しめると言ってよいでしょう。なんとなく、繊細な見た目のようですが、なかなか強健で根もしっかり張ります。初心者でも容易に育てられますし、寄せ植えやハンギングにも利用したいですね。(写真:イコロの森 レストランガーデン/2016.06.08)
ちなみに名前の‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’は「天国への階段」という意味。関係ないですけど、いつもこの意味を考えると、なんでか「帰って来たヨッパライ」という歌を思い出します。父親がレコードをもっていて、子供のころ、これをかけられるとやたら怖がってた思い出があります。あの早回しの声なのか、歌詞なのか、とにかく気味が悪くて、ほんとに怖かったですよ。今もあんまり聞きたくない。ジャケットもPOPなくせして、逆にそれが気味悪かったんだよなー、と思ってググってみたら、思ってたのと違ってめっちゃカッコいいじゃん。「これが話題のアングラ・レコード!」って書いてありますね。C/Wが「ソーラン節」っぽいですな。まだ家にあるのかな。。。
今朝、出勤するとデスク横の窓から、鳥たちが見えました。
まず、デスクからこの景色を眺められるという事実を自慢しておきます。そして、小さな鳥が目論見通り、集まってくれました。かわいいなぁ。
実は秋に収穫し、クリスマスマーケットで販売していたローズヒップの残りを、同僚が外に置いたので(鳥たちのために)、どうせならと、自分のデスクから見える場所に移動していたのでした。
こんな風に頭を突っ込み、
ヒップを食っております。かわいいなぁ。癒されるなぁ。
先日はちゃんとオスカー君(馬)に「おつかれさん~」と言いながら、撫でておきました。数年前の自分からしたら、信じられない進歩です。動物に触るとか。とある出会いが、動物愛を目覚めさせたんですね。癒されるなぁ。。。
今日は大変暖かく感じる一日でした。外での作業が、ほんの一瞬だけあったんですが、陽射しが注いで「あー、北海道でも2月に春っぽい日があるんだ」と思いました。鳥もたくさん鳴いてました。ちょっと嬉しかったですね。
まだまだ冷える日、雪の日が当然あるだろうけど、こうやって行ったり来たりしながら、少しずつ季節が進んでいくんですね。わざわざどこかに行ったりしないでも、こうやって季節の微妙な変化に気づける環境にいられて、しかも、その季節に合わせて生活していられるのは幸せなことです。
PLANT OF THE DAY 20
Euphorbia x martini ‘Ascot Rainbow’ エウフォルビア x マルティニ ‘アスコット・レインボー’
明るい黄色の斑入りの葉が鮮やかな品種で、花(萼)の方まで続いています。常緑のユーフォルビアで、春からシーズンが終わるまで葉を観賞できますので、ロングランの寄せ植えなどにも向いていますね。写真右側に花がありますが、花が終わったらこの茎をなるべく株元近くから切り、花が咲いていない茎を残します。これを雪の重みや寒さから守るのが北海道では大変だと思いますが、鉢植えだと簡単に避けられそうですね。花は春の終わりごろに咲くはずですが、なぜかこの写真は9月の写真です。輸入して初めての年だったから、茎の成長の感じとか、いろいろ狂ったんだと思います。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.09.16)
ちなみに、茎を切ったときに白い液体が切り口から出てくると思います。これは多くのユーフォルビアであるのですが、直接触れるとかぶれてしまうので、ご注意ください。ユーフォルビアは非常に多くの仲間があります。観葉植物のミルクブッシュ(Euphorbia tirucalli)もそうで、まさにこの白い液体が由来でミルクブッシュと呼ばれるのではないかと思いますよ。また、ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)もユーフォルビア属であります。そう思うと、「エウフォルビア」という名前にも少しはなじめませんか?
さらに、品種名にある「Ascot(アスコット)」はあの、イギリスの有名な競馬場があるところの地名でもあります。(この品種はオーストラリア作出らしいのでそっちのアスコットではないかと思います。)僕が働いていたウィンザーグレイトパークのすぐそばでして、ちょっと高級スーパー「Waitrose」に行く場合はこの町へ行ってました。たまに電車で遊びに来る友人とアスコット駅のパブで飲んでました。初めて蜂に刺されてアレルギー反応が出てしまったときに運ばれた病院もアスコットでした。どうでもよい話ですね。アスコット・レインボー。良い名前です。